交代策で後半に3点を奪った長崎日大が快勝でゲームを終え、国見の待つ準決勝へ

長崎日大イレブン (写真=藤原裕久)

 1月23日に国見町総合運動公園多目的広場で行われた『令和2年度長崎県高校サッカー新人戦』の準々決勝。第2試合として行われた長崎日大瓊浦の一戦は、国見が鎮西学院を攻撃力で圧倒した第1試合から一転、しぶといせめぎ合いの末に、勝負所を逃さなかった長崎日大が、瓊浦の好守を切り崩すという手堅い勝利を披露した。

 ともに1週間前の新人戦2回戦で延長を経験している両チームの戦いは、前半から長崎日大がボールを保持しながらのサイド攻撃で主導権を握り、瓊浦がしっかりとブロックを作って対抗していくという図式を展開。長崎日大は道脇颯大・福田光汰がサイドを突破してクロスを入れていくが、攻撃陣の高さが足りずにシュートまでもっていけないシーンが続く。対する瓊浦は、中央を固めながら、松田銀太・山田裕也・榎田航大の3人を中心としたカウンターで隙をうかがうが、こちらもチャンスシーンは少なく、ジリジリとした展開のまま時間が経過していく。

 だが、瓊浦のハードワークを想定し、延長まで覚悟していたという長崎日大の選手にとって、この展開は織り込み済み。慌てるそぶりを見せることなく対応し、前半終了間際にゴール前での混戦に持ち込まれても失点を許さずに、0-0のまま前半を折り返す。

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▽令和2年度長崎県高等学校新人体育大会
令和2年度長崎県高等学校新人体育大会