PK戦では1人目のキッカーとしてチームの勝利に貢献した熊本商のキャプテンDF古京大来(写真=井芹貴志)

 後半に入っても同様の展開が続く中、熊本商は52分、相手の高いラインの背後に抜け出すチャンス。専大玉名はGK境心洋人が一旦はブロックしたが、MF立野響が押し込んで熊本商が先制する。熊本商は69分に追加点の好機を迎えるが決めきれず、逆に専大玉名は71分、右からのコーナーキックをキャプテンのMF三次悠斗が頭で合わせ同点とし、このまま1-1でフルタイム。
 PK戦はお互いに4人目までがきっちり成功させたが、5人目も決めた熊本商に対し、専大玉名は5人目のキックがわずかに枠を外れ、5-4での決着となった。

 昨年の選手権では、準々決勝でルーテル学院に(PK9-10)で敗れたが、その試合でキックを外したキャプテンのDF古京大来が自ら最初のキッカーを志願してきっちり決め、「壁を乗り越えてくれた」と熊本商の時田監督。
 「力が入りすぎて硬さが抜けきれず、2点目、3点目を取りきれなかったところや追いつかれてしまったところにまだ弱さがありました。昨年はやはり3年生にプレーする機会を多くしたいという思いもあって、1・2年生がゲームでプレーする時間が少なかったのですが、そこはここから埋めていきたい。トレンドになりつつある堅守も両輪にしながら、そこを剥がすビルドアップを追求していきたい」と、新年度に向けての決意を口にした。3回戦では鹿本と対戦する。

(文・写真=井芹貴志)

▽令和2年度熊本新人戦(新人選手権大会)
令和2年度熊本新人戦(新人選手権大会)