その東京都市大付、後半24分右サイドを途中交代の伊藤靖伸が抜け出しチャンスになりかけたが、東京成徳大高DFもそこはしっかりと対応。またしても伊藤が右サイドを裏へ抜け出しGKと1対1に。右下にシュートを狙ったが、東京成徳大高GK江口幸太がファインセーブ。

 後半試合が動いたのが32分。東京成徳大高はペナルティーエリア内でスルーパスを受けた清水が、GKをよく見てしっかりとゴールに流し込み3対0。
 この時間まで集中して守っていた東京都市大付も、東京成徳大高に一瞬の隙を突かれた形だ。

 後半終了間際の40分には、東京成徳大高が左サイドから途中交代の太田凱己が裏を抜け出しゴール。4対0で試合が終了した。

 試合に勝利した東京成徳大高は2回戦へ駒を進めた。試合に敗れた東京都市大付も最後までゴールを目指したプレーに観客席からは大きな拍手が贈られた。

(取材・文=古部 亮)