立ち上がりから激しい体のぶつかり合いが続いたが徐々に実践学園がボールを保持する時間が増えてくる。
8分に保善GKのクリアミスを実践学園FW14番が拾いシュートを放つがDFにブロックされる。
11分にはこの試合初めての決定機が訪れる。左からMF8番からグランダーのクロスが上がるとフリーでMF15番が右足で合わせるがすべり込んだ保善DFにブロックされ先制点ならず。13分にもSB7番が思い切ってPA外から強烈なシュート。GKがはじいたところを6番が詰めるがこれもDFが体を張ってゴールを割らせない。
DFと競り合うとほとんどマイボールにするFW14番に長いボールを合わせる実践学園がペースを握っているように見えるが、相手を攻めさせて奪ったボールから素早く縦に攻める保善なだけに先制点が早く欲しい両チーム。
31分にDFのクリアミスを保善のFW7番が拾いシュート。保善が徐々にその「らしさ」を見せる。
その3分後、34分にゲームは動く。左サイドボールを受けた実践8番が果敢に仕掛けPAに進入すると保善DFが思わず倒してしまい実践学園がPKを獲得。これをキャプテンの5番が冷静に決めて実践が先制に成功。
このまま前半終了と思われたが保善が左サイドでテンポよくボールを回し右サイドへサイドチェンジ。ボールを受けたDF2番がPA外から思い切りの良いシュートを放つとこれがゴール左隅に豪快に突き刺さり同点弾。直後のキックオフで前半終了のホイッスルがなり保善にとってはいい形で前半を終える。