目標は選手権ファイナリスト、タレント軍団の仙台育英が好発進
U-16日本代表仙台育英MF島野は複数人に囲まれてもキープ力の高さを見せ、明石のゴールをアシスト(写真=小林健志)
1月23日に開幕した第20回東北高校新人サッカー選手権大会。1回戦Jヴィレッジピッチ1の第2試合は、選手権でベスト16進出の仙台育英と、秋田商が対戦。仙台育英が3-0で勝利し、24日の準々決勝進出を決めた。
立ち上がりから仙台育英が前からのプレッシャー、サイド攻撃といった得意とする形で秋田商陣内に攻め込む展開が続いた。秋田商も必死の守りを見せていたが、16分左サイドに入ったMF染野優輝(2年)のクロスを受けたエースストライカーFW佐藤遼(2年)がゴールを決めて、幸先良く先制した。
攻撃の手を緩めない仙台育英は30分、11月U-16日本代表候補合宿メンバーにも選出され、選手権2回戦宮崎日大戦ではハットトリックを決めた主将MF島野怜(2年)が、右サイドに入ったMF明石海月(2年)にパス。「怜から良いボールが入り、強く(脚を)振ったら入りました」と力強いシュートをゴールに叩き込み2-0として前半を折り返した。
後半も仙台育英が多くの決定機をつくる展開。49分にはこの日正確なフィードで決定機を演出していたDF菅原天陽(2年)のコーナーキックが、相手DFに当たってオウンゴール。前半シュート0本だった秋田商は、FW有泉楓馬(1年)がGKと1対1の場面でシュートが枠をそれるなど、いくつか決定機をつくったが、ゴールを奪えず試合終了。仙台育英が3-0で勝利し、24日10:00キックオフの準々決勝遠野戦に駒を進めた。
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