神村学園が9年ぶりの九州新人戦王者へ向けてスタート
神村学園イレブン(写真=藤原裕久)
2月20日の長崎県島原市で、年代別日本代表にも名を連ねる大迫塁、福田師王の2枚看板をそろえる鹿児島県新人戦王者の神村学園と、激戦の福岡県新人戦で準優勝の九州国際大付が、九州新人戦第2ブロックの初戦で激突。同日開催の「FUJI XEROX SUPER CUP 2021」の前座試合「NEXT GENERATION MATCH」参加のため、この試合では攻撃の絶対軸である福田師王欠いた神村学園だったが、強風に苦戦しながらも九国大付を3-1で退けて地力を発揮した。
強風の中で始まった試合は、序盤から長いボールを素早く展開する九国大付ペースで開始。最終ラインから、ターゲットの石松涼を狙ってくる相手の前に、押し込まれた形となった神村だが、サイドチェンジを有効に使って反撃を開始。だが強風のために思うようにボールがつながらず、U-16日本代表経験を持つ大迫も低い位置でのプレーが続き、FW山元陸未まで、ボールを合わせきれない時間が続く。
思うように攻撃を展開できない神村に対し、九国大付はその後もロングボールを徹底。試合はこのまま九国大付優勢で進むかとも思われたが、15分に神村は右サイド深くに入り込んだ若水風飛がゴール前に鋭いクロス。これを篠原駿太がドンピシャのヘディングで合わせて先制ゴールを奪取する。これで楽になるかと思われた神村だったが、九国大付は3分後の18分、岩熊唯斗の左CKからのこぼれ玉を、石松が頭で押し込み同点とすることに成功。前半をそのまま1-1で折り返す。
▽令和2年度第42回九州高校U-17サッカー大会
令和2年度第42回九州高校U-17サッカー大会