那覇 vs 創成館(写真=藤原裕久)
後半に創成館は、前線のターゲットを明確にして攻勢に打って出るが、ハーフタイムにベンチから「相手はシュートを打ってくる。みんなで密集して守れば大丈夫だ」と檄を飛ばされた那覇は固い守りで対抗。しかし36分、那覇のクリアミスを突いた創成館の田中がドリブルで切れ込み、最後は立川が左足で合わせて1-1。
手痛いミスで同点とされた那覇は、その後もサイド攻撃を起点に押し込んでくる創成館に対抗すべく、左サイドに新谷和馬を投入。サイドの守備を建て直し、押し返すことを狙って仕掛けた那覇だったが、創成館の攻撃を止めることはできなかった。
54分の田中歩武投入に合わせて、左サイドでプレーしていた村田を中央に、右サイドの田中を左に回した創成館は、59分に田中の左サイドからの折り返しを村田が押し込み逆転ゴール。そのまま試合を終了し、2-1で創成館が逆転勝利。
粘り強い守りからセットプレーで先制点を奪い、想定通りの試合展開に持ち込んだ那覇だったが、60分という試合時間に合わせ、早い交代を見せた創成館のしたたかさに、悔しい負けを喫してしまった。
(文・写真=藤原裕久)
▽令和2年度第42回九州高校U-17サッカー大会
令和2年度第42回九州高校U-17サッカー大会