国見 vs 神村学園(写真=松尾祐希)

 0-0で迎えた後半も国見は相手の攻撃をうまく交わしながら、カウンターやセットプレーでゴールを狙っていく。36分には北村が強烈なミドルシュートを放ち、39分には本川がペナルティエリア内で仕掛けてチャンスを生み出した。

 以降も我慢をしながら、ゴールを狙い続けた国見。終盤までスコアレスの展開だったが、59分にスコアが動く。左サイドの深い位置から村田一翔(1年)がゴール前にロングスローを入れると、神村学園の守備陣にクリアされてしまう。しかし、そのこぼれ球を攻撃につなげると、最後は途中出場の利根悠理(1年)が相手DFに寄せられながらも右足でループシュートを放つ。切れない弧を描いた一撃が決まり、土壇場で先制点を奪った国見がこのリードを最後まで守り切り、決勝進出を決めた。

(文・写真=松尾祐希)

▽令和2年度第42回九州高校U-17サッカー大会
令和2年度第42回九州高校U-17サッカー大会