三菱養和SCがセットプレーから3発。3位で大会を終える

三菱養和SCユース(写真=石黒登)

 今年で30回の節目を迎えた「イギョラ杯 国際親善ユースサッカー」が3月22日に順位・決勝トーナメントを実施。3位決定戦では三菱養和SCユース成立学園を3-0で下した。

 三菱養和SCユースはGK長田友樹(3年)、DF太田翔真(3年)、DF西久保駿介(3年)、DF日隈雄大(3年)、DF森山純平(3年)、MF磯丈成(3年)、MF嵯峨康太(3年)、MF仲野隼斗(3年)、FW赤井ウェズリー景太(3年)、FW須藤太一(3年)、FW篠原將浩(3年)が先発。対する成立学園はGK西大輔(3年)、DF田村宇汰(3年)、DF釜谷泰輝(3年)、DF田中佑典(3年)、MF山崎夏樹(3年)、MF大崎日向(3年)、MF坂尾一汰(3年)、MF斎木大和(3年)、MF関根伶央(3年)、FW吉長由翔(3年)、FW萩原大世(3年)がスタメンに名を連ねた。

 試合は序盤から三菱養和SCユースが押し込む形に。仲野や嵯峨が起点となり、左サイドの篠原のクロスから迫力のある赤井や2列目からの飛び出しでゴールに迫っていく。前半11分には篠原のクロスに嵯峨が合わせたヘディングがクロスバーを叩いた。そういった中で試合が動いたのは飲水前の20分。嵯峨のコーナーキックに西久保が頭一つ抜けるヘッドで突き刺して均衡を破る。

三菱養和SCユース vs 成立学園(写真=石黒登)

 一方、成立学園は立ち上がり、広い範囲を使ってボールを動かしてくる相手に対し狙いどころを絞れずに苦しんだが、前半20分過ぎあたりからは組み合わせなどを変えながら徐々にペースを握る展開も作っていく。30分には前線で奪ってショートカウンターから相手のハンドを誘いPKに。しかし、坂尾のシュートは三菱養和SCユースのキーパー、長田がビッグセーブを見せてゴールは許さず。前半はこのまま三菱養和SCユースの1点リードで折り返した。

 後半は成立学園がボールを持つ時間も増えたが、三菱養和SCユースは31分にコーナーキックの混戦を森山が決めると、アディショナルタイムにはコーナーキックから再び森山が頭で突き刺してこの試合2ゴール目とした。セットプレーから3点とゴール前での力強さを見せた三菱養和SCユースが3位で大会を終えた。

(文・写真=石黒登)

▽第30回国際親善ユースサッカーイギョラ杯
第30回国際親善ユースサッカーイギョラ杯