東海大福岡、後半に鮮やかな連携から3得点を挙げて佐賀東に逆転勝利

東海大福岡 vs 佐賀東 (写真=松尾祐希)

 3月21日、福岡県のグローバルアリーナでサニックス杯ユースサッカー大会の最終日が行われ、東海大福岡は9位決定戦で佐賀東と対戦。相手の素早いパスワークに苦戦し、前半のうちに先制点を許したが、後半に鮮やかな連携から3得点を挙げて逆転勝利を収めた。

 東海大福岡は4-2-3-1の布陣でスタートすると、最前線の小濵弘貴(2年)を軸にショートパスを使いながら敵陣に侵入していく。20分には小濵が左サイドからカットインし、右足でシュートを放つ。惜しくもこれはGKに阻まれたが、テンポの良い攻撃で主導権を握った。しかし、得点を奪えずにいると、佐賀東に一瞬の隙を突かれてしまう。21分にMF吉田陣平(2年)に左サイドを突破され、先制ゴールを決められてしまった。

 以降もチャンスを作り出すが、フィニッシュの精度を欠いて同点ゴールを奪えない。前半は少ない好機をモノにされ、0-1で折り返した。

東海大福岡 vs 佐賀東 (写真=松尾祐希)

 迎えた後半。東海大福岡は前半以上の勢いで攻撃に出る。51分には左S B林田悠伸(2年)が直接FKでゴールを脅かすなど、徐々にシュートが枠内へ飛ぶようになっていく。すると、66分。親泊大斗(2年)が左サイドから中央に折り返し、木村翔(2年)が押し込んで同点に追い付く。勢いに乗った東海大福岡は直後の72分にも決定機を掴む。カウンターを仕掛け、小濵のラストパスを村上愛和(2年)が押し込んで逆転に成功。さらに77分には木村が勝負の行方を決定付ける得点を奪い、一気にリードを広げた。

 終わってみれば3-1の快勝。9年ぶりの高校サッカー選手権出場を目指す東海大福岡がシーズン開幕に向け、弾みを付けた。

(文・写真=松尾祐希 )

▽サニックス杯ユースサッカー大会2021
サニックス杯ユースサッカー大会2021