高槻北が2-0で初戦突破!

高槻北 vs 金岡

 4月18日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選の1回戦が行われ、高槻北金岡に2-0で勝利し2回戦に進出した。

 開始2分にファーストシュートを放ったのは金岡。混戦気味になったところを9番FW中島琉翔がなんとかシュートまで持っていくが、キーパー正面。高槻北は1番GK丸尾優貴も含めてしっかり後ろからビルドアップ。対する金岡は前半、前からプレッシングしキーパーに対しても圧力をかけるシーンが何度か見られた。25分にはその前からのプレッシングでボールを奪い、金岡7番MF三宅琉矢がロングシュート。GK丸尾がビルドアップでかなり右サイドに流れ一瞬ゴールが空いていたが、惜しくも上に外れる。

 高槻北はかなり強い向かい風というのもあり、序盤は金岡の前プレスにかなり苦戦していた様子だが、徐々にポゼッションのリズムができる。鍵となったのはセカンドボールの回収。高槻北・監督が「ここだ!」と何度も指示を送っていたのは金岡DFが弾いたあとのルーズボールのタイミングであった。すると高槻北は前半終了間際の35分、相手陣地でFKを獲得。クロスを弾かれたセカンドボールの回収後、高槻北8番MF須田大地のパスをファーストタッチで抜け出したのは11番MF柏木颯太。右足で冷静にゴール左隅に流し込み、高槻北が前半ラストプレーで1-0とリードした。

 後半は追い風になりさらに高槻北ペースに。この日一番ボールを持つ回数が多くみられた高槻北10番MF増野大輝が前半より高い位置でボールを受け、さらにポゼッション率を高めた。41分、高槻北11番MF柏木颯太が抜け出しインサイドでシュート。しかしこれは惜しくもポスト。54分には増野が自らペナルティエリアに侵入し、右サイドからもらったパスをシュート。しかし、金岡21番GK山本幸成がファインセーブ。山本は68分にもCKをボレーで合わせた高槻北4番DF平岡天流のシュートも見事なセーブで防ぎ、追加点を許さなかった。

 同点に追いつきたい金岡は何度か9番FW中島琉翔が鋭い動きだしで背後を狙うが、高槻北1番GK丸尾優貴の飛び出しの判断が良く、シュートまで持っていくことができない。すると後半終了間際の70分、ビルドアップのミスを逃さなかった高槻北11番柏木颯太が右足のシュートでこの日2点目となるゴール。2-0で高槻北が勝利した。

 勝ち上がった高槻北は24日、佐野工科と対戦する。

(文・写真=髙森詠人)

▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選