高石 vs 清水谷

　4月18日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ（総体）大阪予選の1回戦が行われ、高石が清水谷に1-0で勝利し2回戦に進出した。

　ピッチコンディションが大きく影響を与えた高石 vs 清水谷。激しい強風と雨でぬかるんだ土に苦戦し、なかなかボールをコントロールすることができない。ただその中でも両チームのインテンシティは高く、激しい球際の攻防が多く見られた。最初にチャンスを迎えたのは清水谷。28分FKを獲得すると、クロスのこぼれ球を清水谷13番MF藤原翔威がインステップでシュート。しかしこれは惜しくも枠外。

　清水谷はキャプテンの5番DF阪本凌海が球際、ヘディングなどでフィジカルの強さをみせる。また、レフティーの8番FW梅本優雅は荒れたピッチの中でもボールが足元から離れることなく、高いボールコントロールをみせた。

　後半に入ると追い風になった高石は7番MF阿部巧実の推進力が活きる。44分、左サイドから浮き球のスルーパスを受けた阿部はキーパーと1対1に。長い距離を走った阿部のシュートは冷静だった。右足でゴール左隅に綺麗に流し込み、ついに高石が1-0とリード。

　その後も高石は10番MF瑕大芽が右サイドの背後をとるシーンが増え、全体を押し上げることに成功。同点に追いつきたい金岡だったが、強い向かい風が影響し、なかなか前にボールを運べずそのまま試合終了。1点を守りきった高石が1-0で勝利した。

　勝ち上がった高石は25日、教大天王寺と対戦する。

（文・写真＝髙森詠人）