藤井寺 vs みどり清朋

　4月24日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ（総体）大阪予選の2回戦が行われ、藤井寺がみどり清朋に3-0で勝利し3回戦に進出した。

　スタートからボールを保持したのは藤井寺。開始5分、左サイドからグラウンダーのクロスをファーサイドで合わせたのは藤井寺11番MF高橋陸斗。さらに9分、8番MF野崎奨太のスルーパスに抜け出した25番FW中川佳以が右足インサイドで流し込みゴール。藤井寺が2-0とした。

　この試合トップ下に入った藤井寺8番MF野崎奨太は、相手のボランチとディフェンスラインの中間ポジションで何度もボールを受け、スルーパスでチャンスを演出した。さらに藤井寺は38分、その野崎のスルーパスから28番MF清瀬翔陽が左足インサイドでゴール。前半は3-0で藤井寺がリードし、折り返す。

　後半になっても藤井寺ペースは変わらず、みどり清朋は押し込まれる展開に。しかしみどり清朋4番DF水口侑樹が広範囲のカバーリング、さらに対人の強さをみせ、追加点をなんとか防いだ。みどり清朋9番FW石川琢はなかなか攻撃に展開できない中でも、開始からチームメイトにプラスの声をかけ続けた。

　するとみどり清朋にもチャンスが。52分にコーナーキックを獲得すると混戦したこぼれ球を19番MF濱田京佑がシュート。しかしこれは惜しくもゴール左へと外れる。対する藤井寺は途中からボランチへポジションをあげた5番DF三浦愛斗を中心にゲームをうまくコントロール。最後まで集中を切らさず、3-0のまま試合は終了した。

　勝ち上がった藤井寺は5月1日に行われる3回戦に挑む。

（文・写真＝髙森詠人）