MF山下のCKから2ゴールを挙げた大阪商大高が佐野に逆転勝ち!
1G1Aの活躍の 大阪商大高3番MF山下悦男(写真左)
5月15日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選の3回戦が行われ、大阪商大高が佐野に2-1で勝利し4回戦に進出した。勝利した大阪商大高は4回戦で大阪偕星学園対春日丘の勝者と対戦する。
先制したのは佐野。17分、右サイド相手陣内に入ったところでFKを獲得すると、10番MF井田健生の蹴ったロングボールを11番MF蔵本歩夢が頭で絶妙の場所に落とすと、そこに走り込んだ99番FW小野仁也が前に出てきたGKの上を抜くシュートを決める。その後は同点に追い付きたい大阪商大高が攻勢をかけると23分、左CKから3番MF山下悦男が右足で入れたインスイングのボールが直接ゴールにに吸い込まれる。大阪商大高が試合を振出しに戻すと更に36分、左CKからMF山下が入れたボールに今度は2番DF片岡春希が頭で合わせてゴール。大阪商大高がMF山下のCK2本で逆転に成功する。
後半に入っても試合は拮抗した展開が続く。48分には右CKから大阪商大高が決定機を作るもシュートは惜しくも枠の外へ。対する佐野はショートパスのコンビネーションや個人技で局面を打開に掛かるも、大阪商大高が体を張ってこれを阻止。そのままスコアは動かず試合終了のホイッスルが鳴り、2-1で大阪商大高が勝利した。
勝利した大阪商大高の中村隆都監督は「(コロナ禍で)いいコンディションを作れない中だったので、その中でも今できることを体現してくれたと思います。いつもはスモールサイドでの練習で、なかなかフルコートでの実戦もできないのでやりたいことを体現するのが難しいんですが、その中でも勝ち切れて次週に繋げられたのは良かったです」と試合を振り返り、「競って拾って走り勝てるようにコンディションを整えて頑張りたいと思います」と次戦に向けて意気込みを語った。
佐野の小杉直人監督は「セットプレーから2点決められるところがうちとの違いかなと思います。先制点まではいいところまで行っていて、うちも攻撃の方のセットプレーはいいボールを蹴れる子がいるので、最後のところで合わせることを練習でやってきたのでそこまでは良かったんですが、相手のCKのところでGKが怪我明けだったこともありますし、守備の練習に力を入れてこられなかったのが敗因かなと思います。(コロナ禍で)練習時間の関係もありますし難しいところもありました」と試合を振り返った。
(文・写真=会田健司)
▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選