PK戦の末、早稲田摂陵が勝利!
早稲田摂陵vs泉北
5月15日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選の3回戦が行われ、早稲田摂陵が泉北に勝利し4回戦に進出した。
前半立ち上がりは、やや早稲田摂陵ペースでスタート。セカンドボールを多く回収し、ワイドを広く使いながら攻撃を展開していく。しかしペナルティエリアまで侵入するシーンは少なく、なかなかフィニッシュまでいけない。
試合は思わぬ形で動く。23分、1トップで起用された泉北11番FW吉松広翔が少し下がった位置で前を向くと、右サイド裏の空いたスペースにスルーパス。抜け出した8番MF大泉颯心がキーパーの位置を見て、ループ気味にシュート。早稲田摂陵23番GK金田翔和もよく触ったものの、ボールはネットを揺らす。さらに泉北は1分後の24分、クロスのこぼれ球を拾った10番MF榎並徹が7番MF大亦慧に丁寧な落とし。これを大亦がインサイドで逆サイドに流し込み追加点。一瞬の隙をついた泉北が2分間で0-2とした。
このまま前半終了かと思われたが37分、フリーキックを獲得した早稲田摂陵は7番MF久保田翼がグラウンダーでクロス。これを11番FW八木築がボレーで合わせ、前半ラストプレーで1-2とした。
後半に入るともう一度早稲田摂陵が主導権を握る。2列目が前を向いてボールを受ける回数が増え、前半に比べて徐々にシュートチャンスが増えていく。対する泉北は4番DF石川福士が決定機をスライディングで阻止するなど、あと一歩のところで身体を張り同点ゴールを許さない。
しかし52分、コーナーからのヘディングを泉北1番GK森田結揮が一度はビッグセーブしたものの、こぼれ球を再び早稲田摂陵7番久保田がクロス。ヘディングで合わせたのは11番八木。またも久保田→八木ラインで早稲田摂陵が同点ゴールを奪い、2-2とした。その後も早稲田摂陵が攻め続けるも泉北が最後まで勝ち越し弾を防ぎ、勝負はPK戦へ。サドンデスまで持ち込んだPK戦は、23番GK金田のストップで試合終了。2-2(4-5)で早稲田摂陵が勝利し、4回戦へと駒を進めた。
(文・写真=髙森詠人)
▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選