かわち野が接戦を制し勝利!

精華vsかわち野

 5月15日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選の3回戦が行われ、かわち野精華に勝利し4回戦に進出した。

 強風のなか行われたこの試合、立ち上がりから両チームなかなかボールがコントロールできずアウトオブプレーが続く展開に。かわち野は1番GK山本偉歩輝も含めて後ろから徐々にビルドアップ。しかし、中央レーンにボールが入らずなかなか前に運べない。

 対する精華は3番DF西康喜が相手より先手をとるカバーリングをみせ、かわち野の攻撃を何度も防いだ。前半はほとんど両チームチャンスを作れず0-0で折り返す。

 後半はお互いさらに球際の強さをみせ、拮抗した展開が続いた。そして66分、ついに試合が動く。かわち野が右サイドを崩し、クロスボール。逆サイドからニアに入ってきたかわち野69番FW宇原大河がヘディングで合わせるもバーを直撃。しかし宇原は足を止めなかった。その後すぐにこぼれ球に反応し右足でゴール左隅に突き刺す。かわち野が先制点を奪い、0-1とした。

 残り時間で同点に追いつきたい精華は10番MF中西一将を中心に前かがりにプレス。70分にはその中西が裏へのロブパスに反応し、左足でボレーシュート。しかし風の影響もあり、左に流れて枠外へと外れる。その後も背後を狙い続けた精華だが、かわち野が最後まで集中した守りをみせ0-1で試合終了。

 勝利したかわち野・久米監督は「自分たちのやりたいことはなかなか出せなかったが、選手たちは最後まで気持ちを切らさずよく頑張ってくれたと思う」と試合を振り返った。

(文・写真=髙森詠人)

▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選