後半怒涛の4ゴールで桃山学院が初戦突破!

ゴールを決めて喜ぶ桃山学院の写真左・18番MF石井陽大、写真右25番DF島野礼央

 5月23日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選の4回戦が行われ、桃山学院大塚に4-0で勝利し5回戦に進出した。勝利した桃山学院は5回戦で清明学院と対戦する。

 桃山学院は前線の長身17番FW松岡大起をターゲットにロングスローも使いながら大塚を押し込む。対する大塚は11番FW下田愛翔が持ち前のスピードを活かし前線から献身的にプレスをかけ続ける。相手陣内でゲームを展開する桃山学院は4番CB矢野翔大も積極的に攻撃参加し先制点を狙う。しかし攻撃が単調になりがちで大塚守備陣のブロックを崩すことが出来ず前半をスコアレスで終える。

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 後半に入り更に猛攻を仕掛けた桃山学院に待望の先制点が入る。39分、後半から出場の19番MF下代康生が中央でDFを背負いながらボールを収めボックス内右にスルーパスを送ると、これを受けた7番MF末高敬太が右足でシュートを決めた。さらに桃山学院は58分、右サイドからのボールをニアでコントロールした18番MF石井陽大がゴールに押し込みリードを2点に広げる。攻撃の手を緩めない桃山学院は68分、左CKからファーサイドの20番MF宮田翔吾がヘディングシュートを決めて3-0。70+1分にも10番MF雀部桜太がこぼれ球を押し込みダメ押しの4点目。このまま4-0で桃山学院が勝利した。

 先制点を決めた桃山学院の7番MF末高敬太は「前半はチームとして出来が悪かったので、先制点を決めてチームを盛り上げられるように頑張りました。トップ下の19番MF下代康生はキープ力があるので信じて裏に走ったらいいボールが来たので決めるだけでした。ハットトリックを狙っていたんですが、シュートが全然下手だったので練習しないとです(笑)」と試合とゴールシーンを振り返り、「次こそはハットトリックしたいです」と次戦に向けて話した。

桃山学院4番CB矢野翔大

 桃山学院の攻撃のビルドアップの起点となり、守備面では対人戦でも強さを見せた4番CB矢野翔大は「相手がブロックを張っていたので、前半は苦しい時間が続いていたんですけど、後半もう一回気合を入れ直して、一点取ってからはそのまま勢いに乗っていけました。相手の9番(FW尾崎涼太)がキーマンだと分析していたんで、そこを潰せば攻撃の形にならないと思っていたので強くいくようにしていました」と試合を振り返り、「今日の後半のような内容をやって絶対に勝って次に繋げられるようにしたいです」と次戦に向けて意気込みを語った。

(文・写真=会田健司)

▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選