前回大会王者の阪南大高が7発快勝で連覇に向けて好発進!

阪南大高 vs 東住吉

 5月29日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選の5回戦が行われ、阪南大高が7-1で東住吉に勝利し6回戦に進出した。勝利した阪南大高は6回戦で8強入りを目指し大阪学院大高と対戦する。

 試合開始から前にプレッシングをかけた東住吉。7分、阪南大高のビルドアップのミスからボールを奪った東住吉99番MF西田優翔が左足でシュート。不意をついたタイミングのシュートだったが阪南大高1番GK山形慈温がポストに当たりながらなんとか掻き出し、ナイスセーブ。すると9分、阪南大高がドリブルの仕掛けからPKを獲得。2番FW石川己純が左隅に決めて阪南大高が先制。23分には左サイドからのクロスを3番MF稲場塁がファーサイドで合わせ阪南大高が2-0とする。

 1点を返したい東住吉は29分、27番MF小路輝琉が連続した動きでこぼれ球を拾うと、右足ボレーでネットを揺らしスコアは2-1に。東住吉に流れが傾くかと思われたその直後の30分、阪南大高18番MF田中大翔が左サイドのカットインから右足でニアに沈める。前半は3-1阪南大高がリードで折り返す。

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 後半に入ると45分、東住吉に再びチャンス。99番西田が浮き球を右足でボレーシュート。しかしこれは惜しくも左ポストに嫌われる。前後半立ち上がりにピンチを迎えた阪南大高だったが、長短のパスを使い分け、徐々にペースを握っていく。それからは阪南大高が50分からの15分間で、5番DF西田祐悟のヘディング2発などを含む4ゴールを奪い、7-1とした。

 苦しい展開に追い込まれた東住吉だったが、点差が開いても声を切らさず、ゴール前での身体を張ったディフェンスが最後まで目立った。試合はそのまま7-1で終了。

 試合後、勝利した阪南大高・濱田監督は「初戦なので固かったけど、勝ててよかった。しっかり身体のケアをして、次戦に臨みます。」と語った。

(文・写真=髙森詠人)

▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選