「先輩たちが繋いでいいクロスボールをあげてくれた」2年生MF山本青英の先制点で勢いに乗った東海大仰星が8強入り!
東海大仰星vs東大阪大柏原
5月30日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選の6回戦が行われ、東海大仰星が2-1で東大阪大柏原に勝利し準々決勝に進出した。勝利した東海大仰星は準々決勝で前回大会王者の阪南大高と対戦する。
試合開始のホイッスルが鳴って間もなくスコアが動く。キックオフの流れからスルーパスに反応した8番MF沖秀大がボックス内右を縦に突破し中に入れるとこれに20番MF山本青英がゴール前で合わせてゴール。出鼻をくじかれた格好になった東大阪大柏原は相手のプレッシャーの速さに苦戦。その後も7番FW中務隼を中心にした攻撃で押し気味に試合を進めた東海大仰星は27分、左サイドのスローインからのこぼれが繋がり、最後は右からのクロスに中央で9番MF安藤宗が勢いよくダイビングヘッドで飛び込んでゴール。東海大仰星に貴重な追加点が入る。一点を返したい東大阪大柏原は前半ラストワンプレーでようやくチャンス到来。バイタルエリアでパスを受けた10番FW奥山優也が振り向き様にシュートを放つもこれは惜しくもゴール左に外れてしまう。
後半に入ると東大阪大柏原のギアが上がり、球際の攻防が互角の展開に。パスが繋がるようになった東大阪大柏原だったが最後のパスを通すことが出来ず、肝心のフィニッシュまで持ち込むことが出来ない。それでもあきらめない東大阪大柏原は70分、左サイドからロングスローを入れると、ゴール前でこぼれたところに反応した15番MF西田史琉が押し込みゴール。一矢報いた東大阪大柏原だったが時すでに遅し。反撃の時間は残されておらずそのまま試合は終了し、2-1で東海大仰星が勝利した。
先制点を決めた20番MF山本青英
先制ゴールを決めた東海大仰星20番MF山本青英は「先輩たちが繋いでいいクロスボールをあげてくれたので、僕は合わせるだけでした。チームメイトに感謝です。ゴールを決めるために最初から集中していたので決められて良かったです」とゴールシーンを振り返り、2日連続の試合となったことに関しては「日々のトレーニングで鍛えているのでそこには心配はありませんでした」と話し、「次の試合でも1ゴール1アシスト出来るように頑張ります。次もその先も勝って全国行きたいと思います」と次戦に向けて意気込みを語った。
勝利した東海大仰星の中務雅之監督は試合後「立ち上がりキックオフの流れからそのままゴールが奪えたのが大きかったですね。(2日連続の試合で)なかなか難しいところはありました。相手の東大阪大柏原さんも力のあるチームなので、コンディションのところも考えながら生徒が上手くゲームに入っていけたかなと思います。後半は相手のストロングな部分も出てきましたが、最後のところをやらせないようには出来ていたかなと思います」と試合を振り返り、「大阪で勝利をものにするのは簡単ではないですが、しっかり準備して次に臨みたいと思います」と次戦に向けて話した。
(文・写真=会田健司)
▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選