FW寶船月斗の2ゴールで桐生第一が帝京に逆転勝利!プレミア参入戦進出に一歩前進!

桐生第一 vs 帝京

 11月27日、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関東の第17節が行われ、桐生第一(群馬)と帝京(東京)が対戦した。

 桐生第一はプリンス関東16節から中2日で選手権群馬予選決勝、そしてその後中3日で、プリンス関東17節という過密日程を考慮し、選手権群馬予選決勝では控えに回っていたGK41竹川慶士(3年)やDF47白川眞二朗(3年)、MF29青木暖(3年)、FW36大津聖人(3年)、FW56東幸輝(3年)らをスタメン起用。一方の帝京もDF入江羚介(2年)、MF松本琉雅(2年)らはベンチスタートとなった。

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 上州特有の強風が吹く中、帝京のキックオフで試合は開始。風下の桐生第一は、キーパーのGKなども伸びず風に押し戻されるようなコンディションで、前半は風上の帝京が主導権を握る展開。

 帝京は前半3分、右サイドからMF9橋本 マリーク 識史(2年)が攻め上がるも、ここは桐生第一ディフェンス陣がクリア。さらに帝京は前半6分、7分、8分と立て続けにCKのチャンスを作るものの、いずれも得点には至らない。

 桐生第一も直後の前半9分、FW53寶船月斗(3年)が右サイドからボールを運んで上がると、中のFW大津へパス。しかしシュートを打つことはできない。

 帝京は前半27分、FW11山下凜(2年)がドリブルで運びシュートを放つも枠を捉えられない。さらに29分にはFKのチャンスを得ると、キッカーMF18田中遥稀(2年)が直接狙うものの、ここは桐生第一GK竹川に直接キャッチされる。

この日2ゴールを挙げた桐生第一FW寶船月斗

 桐生第一も左サイドからFW東が攻め込み何度かチャンスを作るものの帝京ゴールを割れずにいると、前半41分に帝京がMF橋本のゴールで先制に成功。1-0と帝京のリードで前半を折り返す。

 サイドが変わった後半は桐生第一が押し込む展開。序盤からセットプレーで帝京ゴールを脅かす。すると後半18分、FW寶船がロングシュートを放つと、帝京の選手の動きが止まる中、ボールはゴールに吸い込まれ、半ばラッキーな形で桐生第一が同点に追い付く。

 同点で勢い付いた桐生第一はさらに攻め込むと、後半38分、右サイドからスピードを活かして攻め込んだFW寶船がこの日2点目となるゴールを奪い試合をひっくり返す。

 帝京もFW13齊藤慈斗(3年)や途中出場のMF21松本琉雅(2年)などが必死に同点、逆転のゴールを狙うものの得点を奪うことができずタイムアップ。

 桐生第一が帝京に2-1と逆転勝利し、プレミア参入戦進出に一歩前進した。

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関東
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関東