フロンターレ内定のMF永長が1G2A。興國が大阪産大附に3-0快勝!
大阪産大附 vs 興國
高円宮杯 JFA U−18サッカープリンスリーグ2021関西の第6節が7月26日にJ-GREEN堺で行われ、大阪産大附と興國の一戦は、MF永長の1G2Aなどで興國が3-0で勝利。この結果、興國は首位履正社との勝ち点を1差まで詰め、2位をキープし後半戦へ挑む。
試合は開始早々に動く。3分に興國が右CKを獲得し、左利きの11番MF永長鷹虎がインスイングであげたボールを3番DF田上涼太がヘディングでとらえる。さらに興國は10分、11番永長から7番FW荒川永遠がプルアウェイの動きで抜け出し、右足でシュート。グラウンダーのボールはゴール左隅に吸い込まれ、開始10分で興國が2-0とリードする。
興國に主導権を握られる展開となった大阪産大附だが33分、興國のビルドアップのミスから10番MF島田賢斗が奪い、1人交わしてこの日、大阪産大附にとって初めてのシュートを放つ。しかしこれは完璧にヒットはできず、枠外。前半を2-0で折り返す。
後半の入りはCKを中心に大阪産大附が押し込む。立ち上がり49分、右サイドを破り、こぼれ球を10番島田が右足でシュート。少し興國DFにディフレクトしたボールだったがわずかにゴール上に外れる。
大阪産大附が得意のサイド攻撃でチャンスを作り出し、立ち上がりに少し押し込まれた興國だったが中盤の4番MF宇田光史朗と6番MF福田凌が上手くゲームをコントロール。浮いたルーズボールなどを持ち前の技術でマイボールにし続けた。すると75分、右CKを獲得し前半同様キッカーは11番永長。カーブのかかった鋭いボールは直接ネットを揺らし3-0。試合はそのまま興國がコントロールし、終了。
勝利した興國・内野監督は「今まで練習でもトレーニングマッチでも機能していたセットプレーが、公式戦でなかなか結果を出せなかったので、今回はセットプレーで2点取れてよかった。ただ、流れの中からもう1点は欲しかった」とコメント。また、前期を戦い終えたチームに関して「移籍してきた選手や、Bチームから上がった選手が上手くフィットし始めていて、インターハイの時とは全く別のチームになっている。これから夏に合宿やトレーニングマッチでさらにチーム力を高めて、後半戦に挑みたい」と意気込みを語った。
これで両チームは9試合を消化し前半戦が終了。中断期間を経て8月28日に後半戦を迎える。
(文・写真=髙森詠人)
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関西
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