流通経済大柏が2-1で勝利し開幕2連勝 浦和レッズユース、終了間際の反撃も及ばず 

流通経済大柏イレブン

  高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2021 EASTの第2節が、4月11日に各地で開催された。

  浦和駒場スタジアムでは、開幕戦で青森山田に0-4で敗れたホームの浦和レッドダイヤモンズユースと、大宮アルディージャU18に4-0で勝利を収めて順調なスタートを切った流通経済大柏が対戦した。

  序盤は、「ボールを保持しながら、相手のスキを突く」(池田監督)プレースタイルが特徴の浦和レッズユースが試合を優位に進めた。

  だが15分には、流通経済大柏のキャプテンを務めるFW渋谷諒太が、浦和レッズユースのペナルティーエリア内で倒されて、PKを獲得。これをFW川畑優翔が落ち着いて決めて、流通経済大柏が先制すると、その後は自力で勝る流通経済大柏のペースで、試合は進んだ。

  27分には、DF橋本清太郎のあげたクロスをMF小林恭太が合わせるなどのチャンスを作ったが、これは浦和レッズユースのゴールマウスを守るGK川﨑淳に阻まれ、得点はならず。1点リードで前半を終えた。

  後半も、高い技術力を生かした流通経済柏のペースで試合は進み、48分にはDF都築駿太、60分には、ドリブルで浦和陣内に切り込んだ高足龍がシュートを放つなど、チャンスを演出。

  68分には、ゴール前で獲得した渋谷のFKを、榎本雅大監督が「1点取ってこい」と伝えていたという橋本が、高い打点のヘディングで合わせて追加点をあげ、リードを2点に広げた。

  対する浦和レッズユースは、後半ロスタイム(92分)に舘樹が放ったシュートのこぼれ球を、FW伊澤壮平が詰めて1点を返したが、そのままタイムアップ。流通経済大柏が2-1で、浦和レッズユースを下した。

(文・写真=池田鉄平)

▽高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2021 EAST
高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2021 EAST