粘り強い守備から攻撃にリズム。都立狛江が打ち合いを制す

都立狛江 vs 早大学院

 関東高校サッカー大会・東京都予選が11日一斉に開幕。都立狛江早大学院の一戦は都立狛江が3-2で勝利し、2回戦進出を決めた。2回戦では日大豊山を下した修徳と激突する。

 都立狛江はGK佐々木晴基(3年)、DF大鷲有哉(3年)、DF横山夢貴(2年)、DF伊木和也(3年)、DF柴崎春薫(3年)、MF西川尚希(3年)、MF河原雅輝(2年)、MF杉本迅(3年)、MF笹川航海(3年)、FW千葉秀智(2年)、FW染矢大地(3年)が先発。早大学院はGK弥永素駿(3年)、DF日高凌大(2年)、DF笹木大史(3年)、DF塩田陸都(3年)、DF中原健太(3年)、MF森本大翔(3年)、MF野口直暉(3年)、MF安達真彦(3年)、FW正垣創太(2年)、FW柴谷祐太朗(3年)、FW紅松悠斗(3年)がスタメンに名を連ねた。

都立狛江 vs 早大学院

 立ち上がりは互いにロングボールを入れ合う展開となった中で最初にペースを掴んだのは早大学院。柴谷の裏抜けや2列目の安達、野口などが前線に絡みながら押し込む時間を増やしていく。

 対する都立狛江はキャプテンの伊木を中心に対空や地上戦でも身体を張って守備。右サイドバックの柴崎やボランチの杉本も気持ちのこもったディフェンスを見せる。すると粘り強い守備から攻撃にもリズム。前半27分に味方の落としを千葉が決めて先制した。

 早大学院はその2分後に笹木のロングスローから安達がヘディングで突き刺して同点に追いついたが、都立狛江は前半32分に速攻から杉本が沈めて再び突き放すと、アディショナルタイムには杉本がフリーキックから直接ゴールを狙い、こぼれ球を千葉が冷静にゴールネットに運び3-1とした。

 都立狛江は後半も3分に杉本が中盤でのパスカットから惜しいシュートを狙っていくなど前半のペースを継続。早大学院は39分に途中出場のFW竹田健剛(2年)のクロスから正垣がヘディングで突き刺して1点差とし、終盤はセットプレーから同点ゴールを押し込みにかかるが、都立狛江が最後の部分で守り切って3-2で競り勝った。

(文・写真=石黒登)

▽令和3年度関東高校サッカー大会東京予選
令和3年度関東高校サッカー大会東京予選