攻守で安定したプレーを見せた桐生第一が桐光学園を撃破

桐生第一が桐光学園を振り切り勝利(写真=石黒登)

 令和3年度関東高校サッカー大会は各グループの準決勝が6日に行われ、各県の準優勝チームで構成されるBグループでは桐生第一(群馬)と桐光学園(神奈川)が対戦。後半に一挙4点を奪った桐生第一が追う桐光学園を振り切って4-2で勝利し、決勝進出を決めた。

 桐生第一はGK竹田大希(3年)、DF丸山琉空(3年)、DF椋野眞登(3年)、DF倉上忍(3年)、DF石原翼(2年)、MF金沢康太(3年)、MF浅田陽太(3年)、MF小林凌大(3年)、MF吉田光希(3年)、FW寶船月斗(3年)、FW吉田遥汰(3年)が先発。桐光学園はGK中村和心(2年)、DF平田翔之介(1年)、DF峯岸慧(2年)、DF川村優介(1年)、DF丸茂拓翔(2年)、MF阿部慈(3年)、MF斉藤凌玖(3年)、MF秋葉集成(2年)、MF小西碧波(1年)、FW菅江陸斗(2年)、MF野頼駿介(2年)がスターティングメンバーに名を連ねた。

 立ち上がりは桐光学園が強度の高いプレスと切り替えの早さでペースを握るかと思われたが、桐生第一は徐々にそのプレスにも慣れてくると中盤以降は相手陣地に押し込んで進めるように。前半はスコアレスだったが、後半7分にMF小林凌大のスルーパスに抜け出した途中出場のFW島野大和(2年)が右足で決めて先制するとここから一気にゲームが加速する。

桐生第一イレブン(写真=石黒登)

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 後半14分、DF倉持忍のロングスローからDF丸山琉空がヘディングを合わせて追加点とすると、18分には先制点をアシストした小林がPKを決めてリードを広げた。さらに27分には10番FW寶船月斗がドリブルで持ち込んでシュート。こぼれ球を代わったばかりのFW大谷泰雅(3年)がヒールで流し込んで後半開始30分足らずで4-0とした。

 一方でなんとか1点を返したい桐光学園は後半32分にDF丸茂拓翔のロングスローから最後は途中出場のFW宮下拓弥(1年)が頭で触れてゴール。アディショナルタイムには丸茂の右コーナーキックをDF平田翔之介がヘディングで決めて意地の2点を返したが、反撃もここまで。攻守で安定したプレーを見せた桐生第一が勝利を掴んだ。

(文・写真=石黒登) 

▽令和3年度関東高校サッカー大会
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