西武台が11年ぶりの関東制覇まであとひとつ
明秀日立 vs 西武台(写真=石黒登)
令和3年度関東高校サッカー大会は各グループの準決勝が6日に行われ、各県の優勝チームで構成されるAグループでは西武台(埼玉)と明秀日立(茨城)が激突。西武台が1-0で勝利し、決勝進出を決めた。
西武台はGK淺沼李空(3年)、DF安木颯汰(3年)、DF原田蓮斗(3年)、DF武笠隼季(3年)、DF河合隆玖(2年)、MF福沢安莉(3年)、MF吉野光(3年)、MF岡田瑞生(3年)、FW丸山実紀(3年)、FW市川遥人(3年)、FW山本匠馬(3年)が先発。明秀日立はGK谷口璃成(3年)、DF岩﨑柊汰(3年)、DF木村海斗(3年)、DF長谷川皓哉(3年)、DF大山比呂(3年)、MF岩間翔大(3年)、MFアウンカリム(3年)、MF村田楓太(2年)、MF中沢駿斗(3年)、FW根本琳生(3年)、FW山田翔遥(3年)がスターティングメンバーに名を連ねた。
試合は立ち上がりから球際の激しい攻防戦に。両チームともにシンプルに前線の選手にロングボールを供給し起点を作ろうとする中で2本ずつのシュートを放ったが、ともに決定機は作れずにスコアレスで折り返した。
関東制覇に王手をかけた西武台イレブン (写真=石黒登)
後半に入り、西武台は選手交代から徐々にリズムを作る。開始からFW遠藤優太郎(3年)を入れて前線の起点を増やすと、11分にはサイドからの鋭い突破が武器のFW松原海斗(3年)を投入。両サイドからクロスボールを放り込み、相手ゴールに迫る。
するとスコアが動いたのは飲水前の後半18分。西武台は前線で奮闘を見せていたFW丸山実紀が右サイドからクロスを送ると、初速の速さを生かしてボールに食らいついた松原がセカンドボールにもいち早く反応。そのままスライディング気味に決めて、ついに明秀日立からゴールを奪うことに成功する。
終盤は明秀日立がパワープレーから得点を取りにかかるが、西武台は守備ブロックを引いてこの攻撃にしっかりと対応。そのまま「0」で抑えきり、1-0で勝利した西武台が11年ぶりの関東制覇に向けてあとひとつと迫った。
(文・写真=石黒登)
▽令和3年度関東高校サッカー大会
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