春日部がPK戦に及んだ決戦を制す。指揮官からの信頼厚い主将DF清水悠平が先制点
PK戦にまでもつれ込んだ末に春日部が勝利(写真=石黒登)
春日部は前半38分、左コーナーキックに「セットプレーはリーグ戦から4番が常に競り勝っている。能力は高い」と柳田一貴監督が信頼するキャプテンのDF清水悠平が頭で合わせて先制。また交代策もはまり、後半開始から出場したFW岩瀬貴則が2分に抜け出して追加点を奪った。
しかし「相手が下から繋いでくるというのはリーグ戦からわかっていた中でプレッシャーをかける部分というのはイメージ通りできたと思うんですけど、ゲーム後半になってきて走りきれないというところがちょっと苦しかったかなと考えています」と指揮官。コロナ禍でなかなか試合経験が積めなかったこともあり、プレスに行ききれない部分が増えると形勢は相手に。
すると早大本庄は後半14分、コーナーキックからの混戦をFW藤田光希が決めて追撃開始。37分には右サイドバックの中西重忠のアーリークロスがオウンゴールを誘い、同点に追いついた。
その後、延長戦を経て、勝負はPK戦へ。そのPKも一巡して決着がつかなかったが、迎えた12人目、春日部はGK酒井伶が相手の先行を止めると、最後は清水が決めて戦いを締めくくった。
翌日の2回戦では聖望学園を相手に前半を0-0で折り返すなど健闘。後半に3失点し敗れたが、普段なかなか対戦する機会のないS1リーグ勢と公式戦で戦ったことは今後の財産となってくるはず。今回できたこと、できなかったことを持ち帰り、インターハイ予選に向けて強化する。
記事提供:埼玉サッカー通信・石黒登
▽令和3年度関東高校サッカー大会埼玉予選
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