2度同点に追いつくも・・・U-17日本代表候補、関東大学選抜に2-4で敗れる

U-17日本代表候補

 6月21日、U-17日本代表候補が関東大学選抜とトレーニングマッチを行い、2-4で敗れた。

 6月20日から千葉県内で合宿を行っているU-17日本代表候補は1年生のみで構成された関東大学選抜と45分×3本で対戦。昨年度の高校サッカー選手権・決勝でピッチに立った右SB内田陽介(青森山田→明治大)、左SB新井爽太(山梨学院→日本大)らを擁する2歳年上の相手に対し、開始4分にいきなりピンチを迎える。新井のロングスローをニアでFW石井稜真(法政大)がすらし、最後はCB鷲見星河(明治大)。ヘディングでネットを揺らされ、早々にビハインドを背負った。

 しかし、U-17日本代表候補はここから持ち直し、積極的に攻撃を仕掛けていく。高い位置でボールを奪うと、素早く前線にパスを繋げてチャンスを作る。27分にはMF大迫塁(神村学園/2年)のラストパスから決定機を創出。ボールを受けたFW内藤大和(甲府U-18/2年)が相手GKをうまく外し、右足で同点弾を叩き込んだ。以降も積極的にゲームを進め、1本目は1-1で終えた。

 2本目は相手に主導権を握られ、思うようにボールを繋げない。鳥栖U-18出身の大型FW田中禅(明治大)にボールを収められると、サイドから突破を許してチャンスを作られてしまう。GK松原快晟(讃岐U-18/2年)やCBアッパ勇輝(日大藤沢/2年)が身体を張った守りでなんとか失点を回避していたが、20分にMF川上航立(立正大)に勝ち越し点を決められた。

U-17日本代表候補vs関東大学選抜

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 再びリードを許したU-17代表候補は守勢に回る時間が続くなか、相手のプレスをうまく外して前にボールを運んでいく。すると、31分だ。アッパがロングフィードを前線に送ると、FW内野航太郎(横浜ユース/2年)が相手DFの背後に抜け出す。完璧なファーストタッチでボールを収めると、冷静にシュートを流し込んで再び同点に追い付いた。

 2-2で迎えた3本目。リズムを掴みたいU-17代表候補だったが、縦に速い攻撃を仕掛けてきた関東大学選抜の攻撃を止められない。7分、スルーパスに反応したFW内藤豪(慶應義塾大)がシュートを放つと、こぼれ球をFW多田圭佑(立正大)に押し込まれてしまう。三度リードを許したU-17代表候補はMF楢原慶輝、MF坂井駿也(いずれも鳥栖U-18/2年)を軸に反撃を試みるが、決定機をなかなか作り出せない。時間の経過とともに前にボールを運ぶ回数が増えたものの、フィジカルで勝る相手守備陣を崩し切れなかった。

 U-17代表候補は32分にも多田にゴールを許し、終わってみれば2-4で敗戦。年上の相手に対し、善戦したものの、あと一歩及ばなかった。合宿最終日となる24日にも予定されている関東大学選抜とのトレーニングマッチ。初戦で出た課題をどこまで修正できるか注目だ。