静岡学園が精度の高い攻撃で翻弄し強豪対決を制す！仙台育英は反撃及ばず…
3点目のゴールを決めた静岡学園FW川谷凪
令和3年度全国高校サッカーインターハイ（総体）が福井県8月14日に福井県で開幕。1回戦2日目、静岡学園(静岡)vs仙台育英(宮城)の一戦がテクノポート福井総合公園芝生広場で行われ、静岡学園が3-1で仙台育英を下し、2回戦に進出した。
静岡学園のキックオフで試合が開始。静岡学園は3-5-2、仙台育英は4-4-2のフォーメーション。静岡学園は「みんな緊張していた」というように、序盤は硬さが目立ち、仙台育英にいきなりセットプレーからチャンスを作られるが、何とか守りきる。
その後、静岡学園は持ち前のテクニックと正確なパスで徐々にペースを掴み始めると、前半12分、中央で10番ＭＦ古川陽介が左サイドの13番ＤＦ野村海翔へパスを送る。野村がドリブルで突破し、中央へクロスを放ると9番ＦＷ持山匡佑がうまく合わせて流し込み、静岡学園が先制のゴールを奪う。
先制したことで落ち着きを取り戻した静岡学園は、8番MF玄理吾が多彩なコントロールでボールポゼッションを高め、10番ＭＦ古川陽介とのコンビネーションでゲームを支配する。対して仙台育英はボール保持をされながらも、コンパクトに陣形をとり、カウンターを狙う展開に。
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インターハイ1回戦 静岡学園 vs 仙台育英
25分、仙台育英は中盤で11番ＭＦ染野優輝がボールを奪い、オーバーラップした、9番FW佐藤遼にパス。GKと1vs1も静岡学園GK生嶋健太郎がファインセーブ。仙台育英の狙い通りの展開だったが、決めきる事ができずに前半を終了する。
後半に入り晴れて気温が上がる中、静岡学園は前半同様に中盤で余裕を持ってボールを支配する。47分には9番FW持山匡佑が仙台育英のボールを中央でインターセプトしドリブルで仕掛けると、自ら左足を振り抜きゴールを決め2-0とする。
その後も攻撃の手を緩めない静岡学園は14番MF西村湧志が自陣から約50ｍドリブルで3人を抜き去りゴールを脅かす。68分には10番MF古川陽介がシュートを放つと、ボールはゴールポストに当たり、こぼれ球を11番FW川谷凪が右足で決めて3-0と試合を決定付ける。
試合終了間際に仙台育英は9番FW佐藤遼が背後に抜け出しゴールを決めるも、3-1で試合終了。静岡学園が勝利をおさめた。
試合後、仙台育英の城福敬監督は「ボールを“止める蹴る”という基本動作に差があった。繰り返し繰り返しやっていく中で、最後に決める事はできたが、もっと早い時間からやっていきたかった。ただ自由にさせてくれなかった」と試合を振り返り、「良い経験が出来た。コロナ過で遠征も出来なく、プリンスリーグのみでしか試合が出来ていなかったが、今大会が開催できて感謝している。選手権に向けてまた頑張っていきたい」と前を向き、意気込みを語った。
▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ（総体）
令和3年度全国高校サッカーインターハイ（総体）
