八戸学院光星 vs 野辺地西

　6月5日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ（総体）青森予選の準々決勝が行われ、令和元年度全国高校サッカーインターハイ（総体）青森予選や、第99回全国高等学校サッカー選手権大会青森予選など、ことごとく青森山田の前に敗れ、“打倒！青森山田“に燃える野辺地西と、令和2年度青森新人戦（新人選手権大会）3位の八戸学院光星が対戦した。

　八戸学院光星はGK梶有汰（3年）、DF2谷川凌虎（2年）、DF3大宮康太郎（3年）、DF5菊池悠汰（3年）、DF15阿部右京（3年）、MF6長内大虎（3年）、MF7下斗米颯汰（2年）、MF8小倉天翔（2年）、MF9椛本順哉（3年）、MF10久米田泰我（3年）、FW20佐藤嵩晃、FW18井手涼太（3年）というスターティングメンバー。対する野辺地西はGK1佐々木稔斗（3年）、DF2村上琳星（2年）、DF3布施颯大（2年）、DF5金澤航平（3年）、DF23三上宗葉（3年）、MF7佐々木琉矢（3年）、MF8町屋紅斗（3年）、MF10木村大輝（3年）、FW9中山功輝（3年）、FW11平尾綸太郎（3年）、FW14金澤力輝（2年）がスターティングメンバーに名を連ねた。

　ともに青森県リーグ1部に所属するチーム同士の対戦だけに僅差の試合も予想されたが、試合は立ち上がりから動く。

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　前半の4分、野辺地西はDF三上が左サイドを攻め上がり中央にクロスを送ると、このボールに反応したFW平尾がシュートを放つ。これがネットに突き刺さり、幸先よく野辺地西が先制する。

　しかしその後は八戸学院光星も落ち着きを取り戻し、野辺地西に決定機を作らせない。すると逆に八戸学院光星が前半の23分にFKのチャンスを得る。ワンチャンスを活かし同点に追いつきたかったものの、ここはゴールを奪うことができず、前半を1-0で終了する。

八戸学院光星 vs 野辺地西

　早い時間帯に追いつきたい八戸学院光星は、後半7分に準々決勝の三本木農業・恵拓戦でゴールを奪ったFW19田村孝太郎（2年）を投入し、得点を奪いにかかる。

　しかし直後の後半8分、野辺地西FW中山がゴール前でシュートを放つと、相手ディフェンス陣に当たりループ気味の軌道に変わる。これを八戸学院光星GK梶が防げず、野辺地西に2点目が入る。

　八戸学院光星は2点を追って必死にゴールを狙う姿勢を見せるものの、野辺地西GK佐々木の必死のセーブやディフェンス陣の体を張った守りを崩すことができず、結局無得点のまま試合終了。

　勝利した野辺地西は悲願の“打倒！青森山田“を目指し、あす決勝戦に臨む。