そして、で後半に突入。後半6分、飯能南志田が、右サイドからドリブルで中に切れ込み、自らシュート。ゴールならずも、後半も国際学院のゴールに迫る。

 後半10分、国際学院10番野本陸が大和田へパス、果敢な仕掛けからコーナーキックを得るも、ゴールには繋がらない。

 この辺から、国際学院は野本を中心に中盤でパスを繋ぐようになる。久岡聖も相手の攻撃を正確に摘み、そこから攻撃が始まるようになる。一方の飯能南は、再三チャンスを作り続けてきた攻撃陣に疲れが見え始めた。

 後半23分、国際学院久岡のクリアを拾った野本から絶妙なスルーパスが大和田に出る。これを大和田が冷静に決め、ついに同点に追いつく。

p> 後半26分、飯能南の攻撃を牽引してきた志田が足を攣り、交代。

 後半30分、国際学院久岡のパスを受けた大和田がクロスを上げ、青木悠稀が合わせるも、ゴールにはならず。この時間になると、久岡を中心に石田快、4番永松の2センターバックも落ち着いたボール回しで、時間を作るようになる。そして迎えた後半37分、またも久岡が跳ね返したボールを4番永松が拾い、パスを受けた大和田が鮮やかなシュートでゴールを決め、遂には逆転する。

  ロスタイム3分、攻めるしかなくなった飯能南が猛攻を仕掛けるも、GK押澤義輝を中心に最後までゴールを守りきる。魅力あるタレントを要するも、ペースの崩れた飯能南を見過ごさなかった国際学院が見事逆転し、勝利を納めた。

【取材・文・写真=石津大輝】