都立若葉総合vs都立第四商

　令和３年度全国高校総体（インターハイ）東京予選1回戦で都立若葉総合と都立第四商が対戦。PK戦にまでもつれ込んだ試合は、後半に追い上げをみせた都立第四商が辛くも勝利を収めた。

　都立第四商のスターティングイレブンは、GK１杉田紗空（１年）、DF２稲垣大樹（３年）、DF４工藤樹（１年）、DF６川崎優（２年）、MF５知念海結心（２年）、MF８渡辺一樹（２年）、MF９上野凛斗（２年）、MF11岸京志朗（１年）、MF15上平翔太（１年）、FW10金子祐眞（３年）、FW14道明天聖（２年）。一方、都立若葉総合は、GK１荒牧寿城（２年）、DF４三輪碧（３年）、DF９浅野誠人（２年）、DF13榎本航太（２年）、DF17阿久津麻沙斗（３年）、MF19小林舞樹（１年）、MF11伊東蒼紫（２年）、MF15田形健人（２年）、MF10細川京史郎（３年）、MF８岡崎愛春（２年）、FW14渡辺亘将（３年）を先発に送り出した。

　前半から、両者共に長いボールを交えながら手数をかけず相手ゴールへと攻め入る。都立第四商は17分にはDF２稲垣のラインの裏をめがけて出したボールにFW10金子が抜け出しダイレクトで狙うも枠外。32分にはMF15上平があわやというクロス性のボールを送り込むもゴールには至らない。都立若葉総合もセットプレーなどから相手ゴールに迫るも、前半は互いに決め手を欠きスコアレスドローで折り返す。

　そして後半、先手をとったのは都立若葉総合。６分、相手DFのミスを見逃さずFW14渡辺がフリーで抜け出しゴール右隅へしっかり決めて先制。その５分後にはPA内で倒され獲得したPKも自らを沈め突き放した。劣勢に立たされた都立第四商だが、17分、ロングパスからバイシクル風に放ったMF11岸のシュートがそのままゴールネットを揺らし１点差。そこから息を吹き返し、26分、MF９上野が蹴ったCKをDF６川崎が打点の高いヘッドで値千金の同点ゴール。試合はそのまま終了し、PK戦へともつれ込む。

　先行の都立第四商は、一度はリードを奪われるものの、都立若葉総合が４人目と５人目で外してしまいゲームセット。都立第四商が苦しみながらも２回戦へと進んだ。