昨年王者撃破の立役者はサイドアタッカー中山琉稀!

歓喜の佐賀東(写真=矢島公彦)

 12月31日、第100回全国高校サッカー選手権の2回戦が行われ、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場では、前年度王者の山梨学院高等学校(山梨)と2年連続12回目の出場となる佐賀東(佐賀)が対戦した。

 試合は開始早々に動く。3分、中盤で相手のパスをカットした左サイドハーフ中山琉稀(3年)

がドリブルで持ち運び、ゴール左にシュートを決めこむ。佐賀東が幸先良くリードを奪った。

 9分には再び中山が左サイドから飛び出してシュート。その後も溝口貴也(3年)の懐の深いポストワークやアルビレックス新潟加入内定のボランチ吉田陣平(3年)

の精巧なパスを駆使して度々山梨学院ゴールを襲っていった。

 素早いカウンターと流動的なパスワークを上手く使い分ける佐賀東。30分には細かいワンツーパスから溝口が、37分には吉田のボールキープから左サイドを突破してミドルシュートにつなげた。

 対して山梨学院は茂木秀人イファイン(3年)のスピードとフィジカルを生かして攻撃を展開。後半開始からは、なんとか同点とすべく前半以上に攻撃の姿勢を強めていく。

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▽第100回全国高校サッカー選手権
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