高川学園、強力2枚看板のゴールで岡山学芸館に逆転勝ち!

高川学園(写真=オフィシャルサポート)

 コロナウイルス感染拡大防止のため、3回戦までは保護者・学校関係者以外の入場を禁ずる無観客で開催されている第100回全国高校サッカー選手権。1回戦では羽黒(山形)に先制を許すも後半2ゴールで逆転勝ちした岡山学芸館(岡山)と、同じく1回戦ではインターハイベスト4の星稜(石川)を4-2で下した高川学園(山口)による2回戦は、12月31日(金)に神奈川県横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で開催された。

 両校のスターティングイレブンは以下の通り。まず岡山学芸館は1回戦後半から採用した「4-4-2」を選択。GKが1寺島紳太朗(3年)。4バックは右から1回戦で得点を決めた3井上斗嵩(2年)、1回戦は途中出場の4小池春輝(3年)、5坂田陸(3年)、7竹川奏(3年)。中盤はダブルボランチに6木村匡吾(2年)と1回戦途中出場の17壇野世那(3年)。右に1回戦は試合出場がなかった24田口裕真(1年)、左にインターハイ優秀選手、1回戦決勝点のキャプテン10山岡亮太(3年)。2トップは1回戦出場がなかった22中野相大(3年)と9今井拓人(2年)が組んだ。

 対する高川学園は1回戦同様に「4-2-3-1」システムなからスタメン2人を入れ替え。GKが17徳若碧都(3年)。4バックは右から2田島黎門(3年)、28岡楓太(2年)、3加藤寛人(3年)、16山崎陽大(3年)。中盤はダブルボランチに5桑原豪(3年)とゲームキャプテンの8北健志郎(3年)。右に1回戦2ゴールの10林晴己(3年)、左は1回戦途中出場の14西澤和哉(3年)、トップ下は1回戦ベンチ外から抜てきされた20山本吟侍(1年)。ワントップは1回戦2ゴールの9中山桂吾(3年)となった。

 勝手知ったる中国地区同士の対戦らしく攻め合いながらも相手の出方をうかがう様子が見られた試合は10分、1本のパスから一気に動いた。岡山学芸館は壇野のDF背後を狙うパスに対し山岡がダイアゴナルな走りでPA内に侵入。ボールを受けたところで相手GKに倒されPKを得た山岡は、自らゴール右に蹴り込み先制点を奪うことに成功する。

 その後もU-17日本高校選抜メンバーの木村や壇野のゴールへの意欲的な動きや中野の飛び出しなどで相手ゴールを脅かした岡山学芸館。高川学園も林晴己や中山を起点に海外でも話題を集めた多彩なセットプレーも用いて同点ゴールを狙うが、前半は岡山学芸館優勢のまま1対0で折り返した。

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▽第100回全国高校サッカー選手権
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