目白研心、後半に武蔵野を突き放しブロック決勝進出

目白研心vs武蔵野

 9月12日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の1次予選ブロック準決勝が行われ、目白研心武蔵野が対戦した。

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 立ち上がりから、相手エリアでプレーしている時間が多い目白研心は、前半10分に相手エリア深い位置の右サイドからゴール前にクロスを上げると、相手はクリアしきれず混戦の中、10番松坂大和がゴールに押し込み先制点を奪取。早い時間帯に同点に追いつきたい武蔵野は同26分、相手GKのファインセーブで得点ならず。続けて同32分、武蔵野11番小林実樹がPAエリアの左側でボールを持つと相手を1人交わしてシュートを打つもゴールバーに弾かれる。対する目白研心は同34分、7番の井澤貫太選手が右サイドの中盤あたりからスピードに乗ったドリブルでPA付近まで持ち込みシュートを放つも右ポストに当たりノーゴール。互いに決定的なチャンスシーンを作る中、同38分に目白研心9番野田匠久矢がゴールを決めると、その直後にも右SB2番成瀬太郎がDF裏を狙ったパスを出し、9番野田が相手のDFよりも先に触りGKと1対1の局面を冷静に決めて前半を2-0で終える。

 まだ2点差と取り返せる時間がある武蔵野だったが、後半9分に目白研心11番石井優健に左サイドからクロスを上られるとそのままゴールインしてしまい3点差となってしまう。武蔵野に思うようなプレーをさせない目白研心は同24分、相手エリア中央で15番間野唯斗がパスを受け、DFとDFの間をスルーパスで通すと14番宮本武和が冷静に決めてリードを広げる。さらに目白研心は同28、35、38分にも得点を重ねて圧勝し次戦に駒を進めた。

 7点を奪い大勝した目白研心はドリブルやパスの前への意識が高くスピードある展開をし、DFラインを高く取る分、GKがDF裏のケアもしていた。敗れた武蔵野は、前線にボールを運ぼうとするも、コンパクトな陣形でボール保持者への寄せが早い目白研心を前に、相手のゴール前までなかなか行けずに無得点に終わり無念の敗退となった。

▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選