東京成徳大高が大勝で2次トーナメントへ。MF神田拓郎のハットトリックなど12得点
東京成徳大高が圧勝(写真=石黒登)
9月19日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の1次予選ブロック決勝が行われ、東京成徳大高が12-0で都立山崎を下し、2次トーナメント進出を決めた。
立ち上がりから東京成徳大高はサイドに起点を置きながら、MF原啓太(2年)のアーリークロスやMF佐藤聖真(3年)の突破力を生かしていく。中盤ではMF本山遥樹(3年)が相手のカウンターの芽を摘み、連続して押し込む形を作る。
前半9分には中盤のギャップで受けたMF神田拓郎(3年)が1人外して左足で決めて先制。14分にはPKをキャプテンのDF瀬山陽生(3年)が蹴り込んで追加点とすると、17分には原のクロスにMF松井温人(3年)がヘディングで、18分にはMF浜崎拓人(3年)のアシストから神田がゴール前に飛び込んで引水を前に4-0とした。
都立山崎vs東京成徳大高(写真=石黒登)
その後も30分には神田がペナルティエリア前から左足を振り抜いてハットトリックを達成。33分にはコーナーキックのこぼれ球を浜崎が、アディショナルタイムにはクロスをFWボードリ将輝(3年)が頭で決めて7-0とし、試合を折り返す。
前半の途中からはボランチだった神田を右SBに、DF佐野隼斗(3年)を右SHに一列上げるなど、中盤でいくつかのポジション変更が行われた中で後半もサイドの強みを生かしたダイナミックなアタックを披露。MF山口真聖(2年)の2得点、FW中山哲也(3年)、MF原慎之介(1年)の1得点など途中出場選手もゴールでアピールするなど、最終的に12得点を記録した東京成徳大高が昨年に続き、2次トーナメント行きを決めた。
(文・写真=石黒登)
▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選