延長までもつれ込んだ熱戦を東京成徳大高が制し2回戦へ!都立高島は悔しい敗退…
東京成徳大高 vs 都立高島
10月9日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の2次トーナメントBブロック1回戦が行われ、東京成徳大高と都立高島が対戦した。
東京成徳大高は高松宮杯 JFA U-18サッカーリーグ東京T3所属で、1次トーナメントを勝ち抜き2次トーナメントへ進出。一方の都立高島も1次トーナメントを勝ち上がり、2次トーナメントへと駒を進めてきた。
都立高島のキックオフで試合は開始。地区新人戦などでも顔を合わせる両校だけに、戦術なども読み合う展開となり、立ち上がりから一進一退の攻防を繰り広げる。東京成徳大高はセットプレーやFW10ボードリ将輝(3年)の力強い突破、MF8亀田皐太(3年)らがサイドから攻撃を仕掛けるなど徐々に主導権を握り始める。
前半28分、FWボードリが右サイドから仕掛け中にクロスを送ると、MF11松井温人(3年)がヘディングシュートを放つも、ボールは惜しくもバーの上に。
やや受けに回る場面も多い都立高島だが、集中力を切らさず、DF3菊地一真(2年)やDF18土田龍之介(2年)らが粘り強いディフェンスを続け、カウンターやMF10小松崎陸(3年)のセットプレーで得点をうかがう。結局前半はお互いが譲らず0-0で折り返す。
この日先制ゴールを挙げた東京成徳大高FW10オードリ将輝
後半に入っても意地がぶつかり合うゲーム展開。東京成徳大高はボールを持つ時間が長いものの、都立高島は4バックと5バックなど臨機応変にフォーメーションを変えて、なかなかスペースを作らせない。
後半34分、東京成徳大高はゴール前でMF6本山遥樹(3年)がシュートを放つもののゴールは奪えない。後半アディショナルタイムには、都立高島がゴール前でFKのチャンスを作るものの、MF小松崎の狙ったキックはゴールポストを越えてしまう。
ここで後半終了のホイッスルが吹かれ、試合は延長戦に突入。延長前半を両チーム無得点で終え、迎えた延長後半2分、東京成徳大高はチャンスを演出。再三攻守を見せていた都立高島GK1杉本直音(3年)がやや前に位置取っていたのを見逃さず、FWボードリが浮かし気味にシュートを放つとボールはネットに吸い込まれ、ついに東京成徳大高が均衡を破る。
手痛い失点を喫しても都立高島も必死に反撃。しかしゴールを奪うことはできず試合はそのまま1-0で終了。お互いの意地がぶつかり合った好ゲームを東京成徳大高が制し、2回戦へと駒を進めた。
▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選