都立東大和とのPK戦を制した目白研心が激戦に終止符
都立東大和 vs 目白研心
10月10日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選1回戦が行われ、目白研心が都立東大和をPK戦の末に退け2回戦進出を果たした。
立ち上がりは、両校ともシンプルにDFの背後へのロングボールなどを使い浮き球が多かったが、前半5分を過ぎたあたりで、ボールと試合展開が落ち着きをみせ始める。
前半13分 目白研心が右サイドの深い位置からクロスを上げ9番の野田康生がヘディングシュートを打つもゴール上に外れてしまう。これが、両校通じての最初のチャンスシーン。目白研心はこのチャンスシーンから、相手の深い位置まで攻め込んだり、CKを獲るなど押し込む場面を増やしていく。同21分、目白研心10番の井澤貫太がPA付近でボールを持つと、対面のDFを抜かずシュートコースを作りシュートを放つもボールに勢いがなくGKにキャッチされてしまう。時間が経過するにつれて、目白研心のボール保持率が高くなり、相手の攻撃はキャプテン6番の高野弘太郎を中心に跳ね返す。前半はペースを握った目白研心が相手陣内に攻め込む時間帯が多かったものの得点は奪えず0-0で前半を折り返す。
後半16分 相手エリア中央付近で目白研心が直接FKを得るとキッカーの10番井澤が蹴ったボールはGK正面。目白研心は、立て続けに右サイドからのクロスでチャンスシーンを作るもゴールには至らず。すると今度は都立東大和が同21分、GKと1対1の局面を作るもこれは惜しくもオフサイド。これでゴール前まで行く感覚を掴んだのか、都立東大和はさらにシュートを打つがコースが甘くノーゴール。その後も両校とも得点を奪えず、延長戦へ突入。
延長前半8分、ここまでで最大の決定機が目白研心に訪れる。目白研心8番の小林匠久矢がPA内の混戦から流れて来たボールをシュートするもGK正面で止められ、先制ならず。そして、ついに延長後半3分に均衡が破れる。右サイドで目白研心8番小林がボールを持つと、右45度ぐらいの角度から左足一閃。ボールは低い弾道でサイドネットに突き刺さり、目白研心が待望の先制点をゲットする。しかし、目白研心の先制も束の間、同5分、今度は都立東大和がゴール前の混戦から9番の松岡虹陽が押し込み土壇場で試合を振り出しに戻す。そのまま1-1で延長戦が終了し、勝負の行方はPK戦に委ねられた。PK戦では目白研心が見事に勝利し、激戦に終止符を打った。
▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選