都立府中東が延長戦に及ぶ戦いを制し、2回戦へ!MF鈴木潤がヘディングで決勝弾

都立葛飾野 vs 都立府中東

 10月10日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の2次トーナメントAブロック1回戦が行われ、都立府中東都立葛飾野が対戦。延長戦の末に2-1で都立府中東が勝利した。

 立ち上がりからロングボールの応酬となった中、セカンドボール争いを優位に進めた都立府中東は前半12分、MF草刈大輝(3年)のフリーキックからエリア内で敵味方入り乱れた混戦となり、こぼれ球をMF曽田依吹(3年)が右足でゴールに運び先制した。

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 一方、都立葛飾野もゲームの流れが落ち着いた中盤過ぎからはショートパスを繋ぎながらゴールを目指す。その中で前半38分にDF三河青空(3年)の抜け出しからコーナーキックを獲得。前田皇冴(3年)の左コーナーキックをDF三浦颯馬(3年)が中で競り、ファーサイドのDF世利亘(2年)が左足ダイレクトで決めて追いついた。

 すると後半は都立葛飾野のペースに。代わって入ったMF菱谷志輝(2年)がスイッチを入れる縦パスやフィニッシュなど前線にアクセントを加えていく。後半27分には同点ゴールを奪ったセットプレーから決定機。前田のコーナーキックを今度は大外でDF乳根佳汰(2年)が折り返し、三浦のヘッドで狙いにいくが、都立府中東のGK板橋晴翔(2年)がこれに飛びついてセーブし、ピンチを防いだ。

 試合はそのまま延長戦に突入。後半は耐える展開の多かった都立府中東だが、延長前半1分、MF酒井翔太(3年)のクロスからMF鈴木潤(3年)と途中出場の2人でゴールを決めきってこれが決勝点。追いすがる都立葛飾野を振り切った都立府中東が2回戦にコマを進めた。

(文・写真=石黒登)

▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選