前半に2点を奪った早大学院、都立国分寺の反撃を1点に封じBブロック2回戦を突破
ゴール前の競り合い
10月16日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の2次トーナメントBブロック2回戦が行われ、 早大学院と都立国分寺が対戦し2-1で早大学院が勝利を収めた。
立ち上がりはアグレッシブに前線からの守備意識が高い両校。時間が経過するにつれて、早大学院が押し込む時間帯が多くなっていく。しかし、最初の決定機を作り出したのは都立国分寺だった。前半18分、国分寺がDF背後のボールにGKが飛び出し、こぼれて来たボールを23番の呉竹雄大が拾いシュートを放つも早大学院DFにカットされてしまい、チャンスを逃してしまう。
試合が動いたのは同30分、早大学院が左サイドのスローインから10番安達真彦がクロスを上げ、ニアサイドに走り込んで来た19番正垣創太がヘディングで先制点を挙げる。この良い流れの中、同35分には右サイドからのロングスローがそのままゴール前までボールが飛び、そのボールに10番安達が頭で合わせて追加点。早大学院はいい形で前半を終えた一方で、都立国分寺は後半に戦術や気持ちを立て直し、まずは1得点を返さなければならない展開。
後半2分 都立国分寺は自陣エリアの右サイドから逆サイドに膨らんで動いていた13番八巻太郎へロングパスが通ると、八巻はそのままドリブルでゴール前まで持ち込みシュートを打つと、これが見事にゴールネットを揺らし早い時間帯に1点を返す。早大学院は状況に応じパスで組立てながら相手エリアに侵入を図ったり、ロングパスでDFの背後を狙っていく。対する都立国分寺は、カウンター主体の展開が多く、相手エリアまで少ないパスで侵入していく。
早大学院イレブン
同19分、都立国分寺のFKで前線の選手が体を張って早大学院DFと競り、ルーズボールを都立国分寺8番の松川理久がダイレクトでミドルシュートを打つが、これはバーの上。同25分、今度は早大学院9番の松野雄太郎がPA左中でシュートを打つとバーに当たってしまい、これは惜しくもゴールならず。その後は両校とも波状攻撃で激しいゴール前の攻防となるも得点は生まれず。前半の2得点で逃げ切った早大学院が勝利し2回戦を突破した。