多彩な攻撃を展開した東京実業が3-0で日大三を撃破!準々決勝で堀越と激突
勝利した東京実業イレブン
10月17日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選Aブロック2回戦が行われ、日大三と東京実業が対戦。東京実業が貫録の強さを見せつけ、準々決勝進出を決めた。
午前中に降り続いていた雨足は徐々に弱まってきたものの、広範囲に水溜まりができていて、ボールを回すのに苦労するピッチコンディション。しかし、そんな状態でも、巧みなパスワークを披露したのが、東京実業だった。
長身の9番FW高橋尚輝、スピードのある14番FW上村凜空の2トップをターゲットに、多彩な攻撃を展開。立ち上がりから何度も日大三ゴールを脅かし、セットプレーとなれば、高精度のキックで一気に局面を前に進めた。
先制ゴールはFKから生まれた。35分、PA手前から上村が右足のキックで鮮やかにネットを揺する。相手GKを呆気にとる圧巻の一発だった。
そして、雨が上がった後半になると、全体のスライドがスムーズになり、さらに攻勢を強める。2分には7番DF道川怜央のミドルシュート、8分には上村のシュートで度々ゴールに迫る。
9分には相手GKが飛び出した隙を逃さず、高橋は追加点をゲット。さらに31分には11番MF阿部晃暉がヘディングで3点目を決めて、突き放した。
一方の日大三は、ボールを運びづらいピッチを考慮して、縦に蹴り込むスタイルを選択。いわゆるキック&ラッシュでゴールを目指した。7番FW藤本裕太のテクニック、DF10番星大翔のロングキックは相手の脅威になっていた。東京実業の壁は分厚かったが、最後まで攻撃的に振る舞う姿勢は称賛に値した。
そんな日大三を破った東京実業は、準々決勝で堀越と当たることになった。
▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選