高山築V弾で帝京を撃破!大成が初の全国まであと1つ

決勝ゴールを決めた高山築

 11月7日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の2次トーナメントBブロック準決勝が行われ、大成帝京を1-0で破り全国に王手をかけた。

 夏のインターハイで11年ぶりの全国切符を掴んだ帝京は、今度は12年ぶりに冬の選手権出場を狙う。対する選手権初出場を目指す大成は、2年連続の決勝進出をかけて古豪に挑む。

 開始序盤は、両チームともDFライン背後を狙って、守備は前からプレッシャーをかける。時間が経過していくと、帝京は細かいパスを入れつつボールを保持しながらゴールに迫ろうとするが、大成が前線からハイプレスをかけて帝京にチャンスを与えず、大成ペースで試合は進む。対する帝京も、前線の帝京13番齊藤慈斗が起点となりボールを収められるようになると、ゴール前まで迫り、シュートを打てるようになる。しかし、前半は両チーム得点はできず0-0で折り返す。

大成イレブン

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 後半に入り、帝京が中盤を経由してショートパスを多用しながらゲームメイクしていく。一方、大成は前半同様に前線からのハイプレスを維持して得点を狙う。大成は後半10分、CKからニアで大成8番の木原銀之助がヘディングで合わせるも枠上に外れてしまう。均衡が破れたのは後半25分だった。大成がロングボールから10番原輝斗が広い右サイドの深い位置から折り返すと、キャプテン4番の高山築が待望の先制点を挙げる。先手を取られた帝京は、リスクを背負い前線の枚数を増やし猛攻を仕掛けるが、貴重な1点を奪った大成が全員で体を張って守る。結局、帝京は最後まで大成ゴールを割ることができず無念のホイッスル。大成は持ち味の走力を活かして、前線から積極的なプレスをかけ、帝京の攻撃の芽を摘み相手を零封。初の選手権出場に王手をかけた。

▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選