4戦無失点の山田がで夏の大阪王者、阪南大高への挑戦権を獲得!太成学院大高はPK戦で敗れ無念の敗退

PK戦を制し見事に4回戦突破を決めた山田イレブン

 10月10日、第100回全国高校サッカー選手権大阪予選の4回戦が行われ、太成学院大高vs山田はスコアレスのままPK戦に突入し5-4で山田に軍配。勝利した山田は5回戦で阪南大高と対戦する。

 太成学院大高は2回戦で八尾北、3回戦で早稲田摂陵と対戦し1点差の接戦を制してここまで勝ち進んできた。一方、山田は1回戦から金岡に2-0、高津に2-0、明星に5-0で勝利とここまで3戦を無失点で乗り切ってきた。

 序盤から拮抗した試合展開。お互い相手にチャンスを作らせず時間が進む。山田は自陣のFKから縦に突破した7番MF竹島諒がGKとDFの間に鋭いボールを入れるも中と合わず。

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 スコアレスのまま後半を迎えると、山田は9番FW亀田友陽が前線で起点となり攻撃を組み立てる。46分にはそのFW亀田が前線でボールを収めたところで倒され、いい位置でのFKを得るなど奮闘する。しかし徐々に流れが太成学院大高に傾き始めると、52分にはカウンターから抜け出した19番FW前田楓生が抜け出すもこれは相手GKのファインセーブでゴールならず。更に60分には左サイドからのクロスにまたもFW前田が合わせるもこれもGKに防がれる。

 試合終盤になると山田がゴールへ迫り、シュートを放っていくもフィニッシュに精度を欠きそのまま後半終了のホイッスル。前後半80分では決着が付かず勝負はPK戦へ。そのPK戦で山田は「3年生のGKが2人いて元々途中で交代する予定だったんですが、当たっていたのでGK西崎を結構引っ張っりました。あとから出たGK八木の方がPKは得意なので結果的に救世主みたいになりましたね(笑)」(高橋信夫監督)というように終盤で投入された12番GK八木啓梧が太成学院大高の4本目を見事にシュートストップ。山田はキッカーも全員が成功し5-4でPK戦を制した。

PK戦でGKに声を掛ける太成学院大高キャプテン10番MF仲村陸玖

 勝利した山田の高橋監督は「太成学院大高さんが力強く来たので、そこのところで跳ね返すのが大変だったんですが、しっかり生徒たちが身体を張って集中してやってくれたので、それに尽きるかなと思います。やっぱり4回戦まで上がってくるチームですので簡単にいくとは思っていませんでしたから、予想通り手こずりましたけど最後はPKまで行けば止めてくれると信じていたので勝てて良かったです」と一進一退の熱戦を振り返りながら、PK戦での勝利に安堵した。

 これで5年ぶりの5回戦進出を決めた山田。次戦の相手はインターハイ大阪王者で湘南ベルマーレ内定のFW鈴木章斗 を擁する強敵、阪南大高だ。「もちろんこの勢いで挑みたいんですが、これまでチャレンジしてきた卒業生の頑張りがあって今があると思いますので、その選手たちの想いも持って挑みたいと思います」と高橋監督は次戦に挑む決意をコメントしてくれた。

 この試合、ワントップとして前線で奮闘したFW亀田は「GKも守備陣も頑張ってくれて、そのパワフルなプレーをみて自分も気持ちが奮い立ちました。それで前線で身体を張って収められたり、PKも落ち着いて決めれたと思います」と守備陣の身体を張ったプレーに感謝した。PKで独特の蹴り方をみせたエースは「高校からなんですが、いつもあの蹴り方です(笑)。練習でも決めれていたので自信がありました」とPKへの自信を持っていると明かし、次戦に向けては「次は阪南大高でかなり強い相手なんですが、どこかで1本シュートを打てるチャンスで自分が決めたい。守備陣がゼロで抑えてくれることを信じて、"自分が決めるぞ"という強い想いで戦えたらと思います」と意気込みを話した。

 4戦無失点とここまで鉄壁の守備で勝ち進んできた山田の守備陣がどこまで通用するか。FW亀田がチャンスをモノにできるか。次戦の阪南大高戦ではそこがポイントになりそうだ。

 (文・写真=会田健司)

▽第100回全国高校サッカー選手権大阪予選
第100回全国高校サッカー選手権大阪予選