阪南大高が5発大勝で初戦を突破!4戦連続無失点で夏の王者に挑んだ山田はここで大会から姿を消す

2ゴールの活躍をみせた阪南大高11番FW大野秀斗

 10月17日、第100回全国高校サッカー選手権大阪予選の5回戦が行われ、阪南大高vs山田はインターハイ予選大阪王者の阪南大高が湘南内定のエースFW鈴木章斗を欠きながらも、5回戦最多の得点となる5ゴールを決めて5-0で山田を下した。勝利した阪南大高は6回戦で槻の木と対戦する。

 プリンスリーグ関西所属の阪南大高は5回戦シードでこれが初戦。阪南大高のスターティングメンバーには普段トップチームの試合に出ていない選手も含め11名の3年生の名前が並んだ。対する山田は1回戦からの勝ち上がり。ここまで4試合連続無失点という堅い守備で夏の王者との一戦に挑んだ。

 ワントップの9番FW亀田友陽でボールを収めたい山田だったが、序盤から阪南大高の圧力に押され苦戦。押し気味にゲームを進める阪南大高は10分に13番FW辻翔真からのボールを18番MF田中大翔が決めて幸先よく先制すると、17分にはバイタルエリアで前を向いた11番FW大野秀斗が右足で狙い澄ましたシュートをゴール右上に沈める。

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 31分にはシュートがポストに跳ね返ったところを先制点を決めたMF田中が押し込み3点目。攻撃の手を緩めない阪南大高は34分にも左サイドからMF田中が上げたクロスにFW大野がダイビングヘッドで飛び込み4点目。

 山田1番GK西崎拓真のファインセーブで後半追加点を奪えない展開が続く阪南大高だったが、70分に8番DF鮎川岳叶が左サイドを破ると、2番DF津田和貴がボレーで合わせ5点目。そのまま5-0で阪南大高が山田を下し次戦に駒を進めた。勝利した阪南大高は浪速をPK戦で下した槻の木と6回戦で対戦する。

 (文・写真=会田健司)

▽第100回全国高校サッカー選手権大阪予選
第100回全国高校サッカー選手権大阪予選