接戦を制し準々決勝進出を決めた大阪産大附イレブン

　10月24日、第100回全国高校サッカー選手権大阪予選の6回戦が行われ、大阪産大附vs大阪学院大高はMF清水亮太のゴールを守り切った大阪産大附が大阪学院を1-0で下した。勝利した大阪産大附は準々決勝で興國と対戦する。

　大阪産大附のスタメンは
GK堤奨悟
DF太田翼、浦林圭祐、中村拓斗、服部候也
MF三坂響希、藤本大輝、島田賢斗、清水亮太、西岡奏音
FW増田哲平
4-5-1の布陣。

　対する大阪学院大高は
GK東虎白
DF上島真翔、岡駿佑、木場慶太、島田楓吏
MF坪井翼、新名拓陸、本田全、山本未来翔
FW北田統士、青木玲
4-4-2の布陣で臨んだ。

【フォトギャラリー】選手権大阪予選 6回戦 大阪産大附 vs 大阪学院大高

　大阪産大附は5回戦から登場し初芝立命館を1-0で下しこの試合に臨んだ。対する大阪学院大高は4回戦で三島を8-1で下し、5回戦で帝塚山泉ヶ丘を1-0で破り勝ち進んできた。

　試合は一進一退の攻防が続く。大阪学院大高は後方からパスを繋ぎ攻撃を組み立て隙を伺う。大阪産大附は中盤から人数を掛けてプレスを掛け相手の自由を奪う。前半のシュート数は大阪産大附が10番MF島田賢斗の1本に対し、大阪学院大高は3本とどちらもフィニッシュまで中々行けずにスコアレスで試合を折り返す。

　後半に入ると50分、11番MF清水亮太のゴールで大阪産大附が試合の均衡を破る。追い付きたい大阪学院大高だったがその後退場者を出したこともあり厳しい展開。それでも7番FW北田統士が果敢にドリブル突破をみせ、8番MF山本未来翔がチャンスを作るも最後まで大阪産大附ゴールを割ることが出来ずに試合終了。1-0で大阪産大附が勝利し次戦に駒を進めた。

　大阪学院大高は1部リーグと選手権の2冠に挑んだが、プリンス勢の壁に跳ね返される結果となってしまった。内容的にも引けを取らなかっただけに悔やまれる敗戦となったが、プリンスリーグ関西の入れ替え戦でこの屈辱を晴らしたいところだ。

　勝利した大阪産大附は6回戦に進出し興國と対戦する。興國にはプリンスリーグ6節で対戦し0-3で敗れているだけに、大阪産大附としては是が非でも倒したい相手。守備は安定してきているだけに、キャプテンMF島田賢斗を中心に攻撃陣が得意のサイド攻撃の形に持ち込めるかが勝利へのポイントになりそうだ。

　(文・写真＝会田健司)