コンサドーレ札幌U-18 vs 名古屋グランパスU18
安定した試合運びを見せた名古屋は以降も優勢に進め、71分にはエースの真鍋が得点ランキング単独トップとなる今大会7得点目を奪い、さらにリードを広げる。最後まで攻守で隙を見せなかった名古屋は2−0で札幌を下し、クラブユース選手権を制した。
古賀聡監督は今大会を振り返り、選手たちの主体性を持った取り組みが優勝の要因だったと振り返る。
「私は何もすることがなかった。選手たちが自立して、苦しい状況を乗り越えてくれた。今日も前半は動きが良くなかったし、アグレッシブさがなく、動きも重かった。でも、ハーフタイムに選手たちが『こんなんじゃ話にならない、もっとアグレッシブに走らないと影響を及ぼせないし、(選手としての)価値を誰もあげられない』という声が出たので、僕は『それを有言実行しよう』という声を掛けるだけでした。なので、後半は自分たちらしい戦いができたと思います」
名古屋ではチームキャプテンの加藤をリーダーとし、その下にさまざまな役職を設けている。ゲームキャプテンを担うグラウンドマネージャーに真鍋、それ以外にも用具係などチームを運営するために全選手が何かしらの役割を担っているという。
▽第45回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
第45回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会