夏の全国8強の岡山学芸館、初戦で岡山朝日を5-0で撃破

2ゴールを挙げた岡山学芸館MF20竹田侑生(写真=森田将義)

 第100回全国高校サッカー選手権岡山予選は16日に決勝トーナメント1回戦を実施。岡山学芸館岡山朝日と一戦は、DF竹川奏(3年)の先制点を皮切りに5点を奪った岡山学芸館が勝利した。

 「初戦ということもあり、初戦は難しかった。昨年を経験していない選手もたくさん試合に出ていたので、緊張していました」。キャプテンマークを巻いたDF坂田陸(3年)の言葉からも分かる通り、今年のインターハイで全国ベスト8入りを果たした岡山学芸館と言えど、初戦の試合運びは簡単ではない。立ち上がりには、ロングスローの対応ミスとMF河端勇史郎(2年)にドリブルを許す場面が見られた。

 自陣からビルドアップを意識しすぎるあまり、攻撃で思い切りの良さも少なかったが、時間の経過と共に、サイドからの仕掛けが増加。特に高原良明監督が「左サイドバックはずっとオーバーラップを繰り返しできる選手。クロスの精度もそこそこ高いので、うちは左がストロングかなと思います」と評価する竹川と、MF田口裕真(1年)のコンビで崩しに行く場面が目立った。仕掛けの回数と共にセットプレーの回数も増え、正確なキックを持つMF岡本温叶(2年)が活きてくる。前半7分には岡本の右CKから、MF竹田侑生(3年)がヘディングシュートを放ったが、ボール1個分枠の外。10分には右サイドから中にしぼったDF塩見烈矢(3年)が、前線のFW小野大輝(3年)に預けて、最後は田口がゴールを狙ったが、GKに阻まれた。

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岡山学芸館 vs 岡山朝日(写真=森田将義)

 押し込みながら1点が奪えない時間が続いたが、29分には田口が左クロスをゴール前へ。DF押谷太誠(1年)に弾かれたボールを拾ったMF山田蒼(2年)がPA内に持ち込んだが、倒されてPKを得た。このチャンスを竹川が豪快に決めて、岡山学芸館が先制した。この1点で勢いに乗ると37分には、左CKから田口がヘディングシュート。こぼれ球を竹田が決めて、2点目をマーク。直後の38分には左サイドから上がった竹川の低いクロスを小野がダイレクトで決めて3-0で前半を終えた。

 後半6分にも、竹田のロングシュートがゴールの右上を突いたが、GK内田瑶(2年)の好セーブに阻まれた。だが、出遅れながらも3ゴールを奪った前半とは違い、後半はなかなか歓喜の瞬間が訪れない。その理由について、高原監督はこう話す。「後半は決めないといけない所でミスしたり、狭い局面を行き過ぎてしまった。『外からシンプルでも良いぞ』って話はしたんですけど、そうした所の質をもう少し上げて欲しかった」。

 運動量が落ちたせいで、プレスが利かず、河端らに自陣まで持ち込まれる場面もあったが、シュートを1本に留めるなど最後まで気を抜かない所は岡山学芸館の強さ。我慢の時間を超えた28分には、GKとの1対1に持ち込んだFW中野相大(3年)のシュートはDFに阻まれたが、こぼれ球をMF森柊真(3年)が決めて、4点目。40+1分には、DF平田大也(3年)の右CKを竹田が当た頭で決めて、5-0で試合を終えた。

 夏で記録した全国8強を超えるのが、選手権での目標だ。そのためには、県予選で負けてはいられない。1年生ながら、攻撃をけん引した田口は「インターハイの結果は個人的に良くない結果だったので、今年の選手権は県大会を勝ち上がって、全国では色んな人達に見てもらってインパクトを残したい」と意気込み、次戦以降の活躍を誓った。

(文・写真=森田将義)

▽第100回全国高校サッカー選手権岡山予選
第100回全国高校サッカー選手権岡山予選