優勝候補筆頭の静岡学園が磐田東に逆転勝ち!2年ぶりの全国に前進

磐田東 vs 静岡学園

 11月3日、第100回全国高校サッカー選手権静岡予選の決勝トーナメント準々決勝が行われ、静岡学園磐田東を3-1で下し4強入りを決めた。

 2年ぶりの選手権出場を目指す優勝候補筆頭の静岡学園は、MF玄理吾、MF古川陽介のJ内定者の他、U-18日本代表候補にも選出された長身CB伊東進之輔らタレントたちがスタメンに名を連ねた。対する磐田東は、1回戦で高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 東海所属の富士市立に大量6得点で勝利しての8強進出と勢い十分。

 前半は磐田東がカウンターとセットプレーからチャンスを多く作る。そして前半14分に混戦のこぼれ球を17番MF鈴木王太が決めて磐田東が先制に成功。早い時間帯に追いつきたい静岡学園は、左サイドの10番MF古川陽介を起点に、12番MF荒井駿希、19番FW松永颯汰が、磐田東ゴールを脅やかす。すると前半終了間際の39分、左サイドをドリブル突破した13番MF野村海翔のクロスを19番FW松永颯汰がスルー。後ろから入り込んだ12番MF荒井駿希が、流し込み同点に追いつた。

 「前半はカウンターの対応だったり、セットプレーの守備が悪かった」(静岡学園の川口修監督)。ハーフタイムに川口監督は、後半に守備面を修正するように指示し、いざ後半へ。

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磐田東 vs 静岡学園

 後半に入り試合は静岡学園ペース。そして迎えた後半21分、混戦の中、こぼれ球に反応した5番MF菊池柊哉が飛び出してきた1番GK松井秀真の上を越す技アリのループでゴールネットを揺らし逆転に成功。後半は右サイドの16番MF高橋隆大(2年)が再三に渡り突破を繰り返し、更に磐田東を押し込んでいく。そして、後半ロスタイム、右サイドの16番MF高橋隆大(2年)が左サイドの12番MF荒井駿希へ展開。ドリブルから中央で待っていた19番FW松永颯汰が決めてダメ押しの3点目を決めた。

 ハーフタイムに守備を改善。後半は被シュート0本に抑え、磐田東の攻撃を完璧に封じた静岡学園が3-1で勝利し全国まであと2勝に迫った。

▽第100回全国高校サッカー選手権静岡予選
第100回全国高校サッカー選手権静岡予選