8-0大勝の大津が危なげなく準決勝を突破し3年ぶりの選手権出場に王手
大津 vs 慶誠
高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2021 WEST2位に付け、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)でベスト8に入った大津が危なげなく準決勝を突破し、3年ぶりの選手権出場に王手を掛けた。
11月7日、第100回全国高校サッカー選手権熊本予選準決勝が行われ、大津は慶誠と対戦。序盤から圧倒的な攻撃力でゴールを重ね、2年ぶりに決勝進出を決めた。
昨年度の選手権はルーテル学院に準決勝で敗退。期待値が高かった中で最後まで無得点に終わり、PK戦でまさかの敗戦を喫した。あれから1年。先輩たちの悔しさを晴らすべく、大津が立ち上がりからラッシュを掛ける。開始僅か3分。MF森田大智(3年)の左CKからチャンスを作ると、C B川副泰樹(3年)がバー直撃のシュートを放つ。その跳ね返りをFW一村聖連(3年)が詰めて、幸先よく先制点を奪った。
得点後に喜ぶ大津
リードを奪った大津はその後も攻撃の手を緩めない。サイド攻撃を主体に攻め続け、32分にはロングスローからゴール前でチャンスを作り、最後は川副が押し込んだ。直後の37分にもFW小林俊瑛(2年)が決め、一気にリードを広げる。後半に入っても勢いは止まらず、6分にはMF田原瑠衣(2年)の左クロスに小林が頭で合わせて加点。24分には途中出場のFW高畠涼(3年)がネットを揺らし、さらに点差を広げる。30分にはショートCKから小林が決め、ハットトリックを達成。38分にも高畑のクロスからオウンゴールを誘い、アディショナルタイムには左SB岩本昌大郎(3年)が直接FKを決めた。
(終わってみれば8-0の完勝。盤石の試合運びで決勝進出を決めた。今年のチームはどこからでも得点が取れるのが強み。セットプレー、サイド攻撃、中央の崩し。バランスの良い仕掛けでゴールを重ねてきた。プレミアリーグWESTで自信も深め、県制覇に死角はない。
「今年は身長がある選手や、スピードがある選手もいる。いろんな特徴を持った選手が多い」と山城朋大監督が太鼓判を押すチームが、3年ぶりの選手権出場を果たすべく決勝のピッチに立つ。
▽第100回全国高校サッカー選手権熊本予選
第100回全国高校サッカー選手権熊本予選