帝京大可児vs前橋育英は両チーム色を出した好ゲームになるもゴールネットを揺らすことが出来ずスコアレスドロー

東海大福岡が2-0で勝利

 全国の強豪40チームが出場する第9回和倉ユースサッカー大会予選リーグ2日目が7月28日に行われ、グループDの帝京大可児vs前橋育英の一戦は両チームゴールネットを揺らすことが出来ずスコアレスドローとなった。勝ち点7で並んだ両チームは得失点差でグループD1位が帝京大可児、2位が前橋育英という結果となった。

 両チーム序盤から細かくパスを繋ぐサッカーを展開。ボールの運び方は似ているがアタッキングサードでサイドから攻める前橋育英とドリブル中心に崩しにかかる帝京大可児の色が鮮明に出た。シュートまで行くシーンが少ないまま前半を0-0で折り返す。

 後半に入ると帝京大可児が攻勢に出る。37分、左サイドで得たFKを9番FW松永悠碁が直接狙うも91番GK渡部堅蔵にセーブされる。45分、ミドルレンジから14番FW永井斗梧が左足のトーキックでタイミングをずらしたシュートを放つもこれもGK渡部が指先で触ってバーを直撃。前橋育英はGK渡部の再三のファインセーブに救われリードを許さない。

 飲水タイムを明けると両チームがギアを上げ攻め合いが始まる。51分、帝京大可児はFW永井がドリブルで持ち運びボックス内のFW松永にパス。これをFW松永がコントロールし狙いすましたシュートを放つもDFに当たり枠の上へ。更に55分、10番MF三品直哉がワンツーで抜け出すもゴールならず。残り5分を切ったところで前橋育英が怒涛の攻撃。25番FW高足善を中心に次々にシュートを放つもゴールは割れず。

 結局、両チーム無得点のままタイムアップ。ボールを大事にする両チームの見応えあるゲームとなったが、引き分けで勝ち点1を分け合う結果となった。

(文・写真=会田健司)

▽第9回和倉ユースサッカー大会 2021
第9回和倉ユースサッカー大会 2021