わずか2分で2点差とした阪南大高は、徐々に落ち着きを取り戻していく。夏のクラブユース選手権で準優勝を果たしている札幌に対し、中盤でボールを奪う回数も増加。前線に良い形でパスが入るようになる。何度かあったピンチも守備陣の頑張りで得点を許さず、2-0で前半を終えた。

コンサドーレ札幌U-18 vs 阪南大高

 迎えた後半は4バックに移行。本来の布陣に戻すと、より守備が安定し、攻守が一体となった戦いで相手を押し込んでいく。79分にはMF櫻井文陽(3年)のFKからニアサイドで鈴木がうまく頭で合わせ、試合を決定付ける3点目を奪った。

 89分にFW出間思努(1年)に1点を返されたものの、このままリードを守り切ってタイムアップ。プレミアリーグ復帰を懸け、12日の決勝でプリンスリーグ関東王者の川崎フロンターレU-18と対戦する。

▽高円宮杯U-18サッカーリーグ2021プレミアリーグプレーオフ(参入戦)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2021プレミアリーグプレーオフ(参入戦)